脱構築したクラブ音楽の跡地を探検する|Acreを迎えて「Radix」が開催

5/22 Forestlimit

 

 

Jesus in the smoking area―デコンストラクテッド クラブと言う名前を聞くとホラーやアポカリプスの風景が思い浮かぶが、5月22日にForestlimitで開催される今回のRadixのイベントは世の末ではなく、気づけば自然と日常の中にそっと現れる非現実的な風景をモチーフにし、クラブの中で起こりえるシュールな可能性を探る内容になる。

 

今回はグライム、テクノやベースミュージックの要素を使い、ユニークなサウンドデザイン、歪んだドラムや細かなビートで世界観を作るマンチェスター出身のAcreがゲストとして出演。Acreは2014年から数々のEPとアルバムの Better Strangersをセルフリリースし、Tectonic、PAN x Codes、Opal Tapesなどのレーベルから作品を発表してきた。マンチェスターの豊かな音楽の歴史の遺産を引き継ぎながら、独特なサウンドの実験と進化の繰り返しで作り上げてきた。マンチェスターの不気味で暗いムードと対照をなして、Tasho Ishiは幻想的でカオス塗れの眩しい東京の街を思い浮かばせる。Lorenzo Senni運営のレーベルのPresto!? Recordsから出したアルバム『Dentsu2060』をはじめとする作品はエッジが効いたクラブのリズム感や低音とファンタスティカルなシンセパートやサンプリングで絶妙な組み合わせを成し遂げている。そして2025年にセカンドアルバムをリリース予定。

 

さらに複数のiPhoneを用いる演奏と実験的な電子音楽を作るvq、新木場の工場地帯で開催されたbaskの主催者であるDJ学び、多様なクラブジャンルを扱うDJのBASiRiNO、スタイリングやパフォーマンスなど幅広く活動するアーティストのAko Suzukiが出演。今回のためにAkoは特別なパフォーマンスをする予定、とのこと。

 

 

5/22 @ Forestlimit

2500¥+1D

19時〜

 

Tasho Ishi

Acre

Ako Suzuki

vq

BASiRiNO

Dj学び

 

Poster: Airi Kawakami (illustration) Felix Idle (text)

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