2025/05/15
男性性と女性性のエネルギーが1人の中で調和しうる統合の象徴
Arcaがダブルシングル「Puta / Sola」をリリースし、両曲のMVを公開。どちらもArca自身がボーカルをとった変形レゲトン。それぞれの楽曲は独自の音響世界に存在しているものの、2曲は同時にリリースされた。これは、境界にある力の補完関係、アンドロジニー(両性具有)の美しさ、そして男性性と女性性のエネルギーがひとりの中で調和しうるという統合の象徴。二元論的な思考に対するひとつの提案でもあり、光と影の間にあるスペクトラムをまたぐ量子的な絡み合い、そしてより繊細なニュアンス、キンバリー・クレンショーが提唱したインターセクショナリティ(交差性)、未来志向を呼びかけるもの。
「「Puta」と「Sola」は、何年もかけて完成させてきた曲。作詞、レコーディング、プロデュース、ミックスまで自分でじっくりと時間をかけて制作したことが、この音楽を完璧に仕上げるうえでとても重要でした。この2曲をとても誇りに思っていますし、ダニエル・サンウォールドとスティルズは本当に天才で、ミュージック・ビデオも驚くほど素晴らしいものになりました。歌詞のテーマは、「Puta」ではダンスフロアでの贅沢な官能性を、「Sola」では優しさと愛のもろさを描いています。私の仲間である“ミュータント”たちにとって、この曲たちが喜びと癒し、そして自信をもたらしてくれることを願っています。」 – Arca
Arca – Puta / Sola
Label : XL Recordings
Release date : May 14th 2025
Stream : https://arca.x-l.co/puta-sola
category:NEWS
tags:Arca
2020/06/18
『KiCk i』は来週リリース 多くの華やかなヴォーカル・トラックが詰まった『KiCk i』は新しい姿のArcaを誕生させている。複数のエゴ/アイデンティティが共存する作品は、インダストリアルな音色によるランダムなビート、ときアグレッシヴな、ときに抽象的なニュアンスを醸すシンセ・サウンド、エモーショナルな歌といった多数の要素が次々と出現し、衝突していく。 Arcaは『KiCk i』のテーマを「ディーヴァが流動的ジェンダーのサイバーパンク・レゲトンを未来的にアップデートしたらどういうサウンドになるか」と説明しているが、ラテンの伝統的なダンス・ミュージックを、彼女のアイデンティティの思索とともに大胆に更新した作品であることは間違いない。 これまで何度もコラボレーションを行なった大御所Björkをはじめ、〈NUXXE〉のShygirl、ネオ・フラメンコアイコンRosalía、天才SOPHIEなどが参加した『KiCk i』は来週6月26日にデジタルが先行リリース。7月17日にはレコードとCDがリリース。そして、『KiCk i』から最後の先行シングルとなるのだろうか、「Mequetrefe」が昨日リリースされている。 今回公開された新曲「Mequetrefe」には、恥ずかしがらずに自分を表現することの裏にある優しさと、それが必要とする自信と勇気を呼び起こすという意味が込められている。ベネズエラで育ったArcaがよく耳にした「mequetrefe」という言葉は、男性を軽蔑する意味で使われることが多かったが、この曲では「mequetrefe」という言葉をあえて用いることでその意味を逆手にとって新たな“男らしさ”を表現している。 Arcaは今回合わせて自身が作成した新たなプレイリスト「(. づ^•ᴥ•^)づ.^♪♬」をSpotifyで公開しているほか、先に公開されたシングル「Time」はシャネルの「2020/21 Cruise Collection」公式ショートフィルムに起用されている。 ARCA – “KiCK i” Label : XL Recordings / Beat Records Release date : 2020.06.26 (Stream) / 2020.07.17 (Vinyl & CD) Pre-Order : https://xlrecordings.com/buy/arca-kicki Pre-Order : https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=11126 TRACKLISTING 01. Nonbinary 02. Time 03. Mequetrefe 04. Riquiquí 05. Calor 06. Afterwards ft. Björk 07. Watch ft. Shygirl 08. KLK ft. ROSALÍA 09. Rip The Slit 10. La Chíqui ft. SOPHIE 11. Machote 12. No Queda Nada 13. Mirrors
2020/05/01
本日リリース ”変形していく音の量子で構成される音楽的量子”「@@@@@」をリリース直後にArcaは自由と流動性をテーマにした4作目となるアルバム『KiCk i』についてGARAGE Magazineのインタビュー内で発表した。その『KiCk i』から本日1stシングル「Nonbinary」をMVと共にリリース。 アルバムにはこれまでに何度もコラボレーションを果たしてきたBjörkやスペインのポップスターRosalíaとデュエットしている楽曲も収録され、未来的なポップからドラムンベースまで網羅しているとのこと。同時公開された「Nonbinary」のMVは「@@@@@」の写真や映像も手がけたFrederik Heymanが担当している。 “私が求めてるのは、一つの単位が存在することを否定することなく、複数の自己があるという認識。全体としての尊厳を剥奪されることなく、小規模な自己状態の生態系として見られたい。そういう場合に、ノンバイナリーな考え方をすると、とても想像力が豊かになれる。物事を崩壊させるよりも、可能性の扉を開けてくれる。抵抗することなく、変化を受け入れることができる” Arca http://arca1000000.com/
2020/06/23
本日リリース 多くの華やかなヴォーカル・トラックが収録された『KiCk i』のテーマは、「ディーヴァが流動的ジェンダーのサイバーパンク・レゲトンを未来的にアップデートしたらどういうサウンドになるか」というもの。本作は、新しいArcaを誕生させている。複数のエゴ/アイデンティティが共存する作品は、インダストリアルな音色によるランダムなビート、ときアグレッシヴな、ときに抽象的なニュアンスを醸すシンセ・サウンド、エモーショナルな歌といった多数の要素が次々と出現し、衝突していく。 今回、収録曲からRosalíaとのコラボレーション曲「KLK」がリリース。最近ではTravis Scottとのコラボ曲「TKN」が話題のネオ・フラメンコアイコンRosalíaを迎えた今作は、まさにテーマに沿ったサイバーレゲトンなクラブアンセムとなっている。ArcaとRosalíaのコラボレーションは、Rosalíaがラテン・グラミー賞2部門を受賞した際の授賞パフォーマンスにArcaのヴォーカルが使われていたことから発展していった。また、「KLK」はArcaの長年の友人でありコラボレーターでもあるベネズエラ人プロデューサーのCardopusherと共同プロデュースし、独特の催眠術にかかりそうなリズムにはArcaとCardopusherが聴いて育ったレゲトンの影響が感じられると共に、RosalíaのヴォーカルがArcaのヴォーカルと交わり独特な官能美が生まれている。 ArcaとRosalíaはIG Liveで今作を発表、IG Liveでは2人で日本のアニメ「日常」を鑑賞したり、「KLK」の制作プロセスなどを語っている。今週金曜リリースの『KiCk i』には他にもBjörk、〈NUXXE〉のShygirl、天才SOPHIEも参加。 https://www.instagram.com/p/CBte-_NoANH/ ARCA – “KiCK i” Label : XL Recordings / Beat Records Release date : 2020.06.26 (Stream) / 2020.07.17 (Vinyl & CD) Pre-Order : https://xlrecordings.com/buy/arca-kicki Pre-Order : https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=11126 TRACKLISTING 01. Nonbinary 02. Time 03. Mequetrefe 04. Riquiquí 05. Calor 06. Afterwards ft. Björk 07. Watch ft. Shygirl 08. KLK ft. ROSALÍA 09. Rip The Slit 10. La Chíqui ft. SOPHIE 11. Machote 12. No Queda Nada 13. Mirrors *Bonus Track for
mado、egg eye、OMEGA参加
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PC Musicの10周年記念イベントでの録音
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