2024/06/19
「意識=存在」という顚覆しがたい強靭な連続性を繰り返し切断したい
自分の意識があることに対する不快感、意識=存在という強靭な鎖から抜け出すためにはどうすればいいのか?夢の中の自分自身のような、全く別の制御不可能な自分に変貌したいという欲求はバトラーが語るジェンダーのパロディのように前向きな意味で実現できないのか。
pppppfffffuuuuuiiiiiが初となる音源集で表現することを試みたのは、音楽という形態によって提示された「自分の意思によって自己の存在形式を自己創造する方法」だった。意識を失うことは、存在が中断されてなお存在が連続している時間と考えることができる。なるべく多く意識を失いたい、恣意的にその時間を提供するために音楽はどうあるべきなのか。飛び交うリズム、駆け巡る音の波が我々の意識を、身体を、攪乱する。シンゲリ、アフロポリリズムなど様々なジャンルを横断的に取り入れて作られた「死ぬ瞬間」の音像は、視界がホワイトアウトしていくような音楽体験をリスナーのもとに齎す。
ジャケットイラストは〈KAOMOZI〉オーナーの駒澤零が担当。トレイラー動画、MVは映像作家のNiとの共作で制作されている。デジタルリリースと同時に7月下旬にリリースするフィジカル版の予約をBandcamp上でスタート。通販では特典としてポストカードがもらえるほか、6/24(月)の「TACHISM vol.3」会場でCD予約した場合はpppppfffffuuuuuiiiiiオリジナルサンプルパックと弾き語りを収録したCDRがもらえる予定。
pppppfffffuuuuuiiiii – 毛布’in
Label : KAOMOZI
Release date : June 19 2024
https://kaomozi.bandcamp.com/album/in
1. 蛆の門
2. 降る燕
3. 尸 者 肉 屋
4. 毛布in’
5. -0g
6. !’¨’..∵×*”¨’^*+..o0OO0o..+*^’¨”*×∵..’¨’!
7. 煤の手紙
category:NEWS
tags:pppppfffffuuuuuiiiii
2024/07/19
幽体コミュニケーションズpaya、綿貫雪からコメント有り 「”自分の意思によって自己の存在形式を自己創造する方法”を音楽という形態で表現する」というテーマでリリースされたpppppfffffuuuuuiiiiiの初音源集より、表題曲「毛布in’」のMVがKAOMOZI公式YouTubeチャンネルにて公開。 視界がホワイトアウトしていくような音楽体験をテーマに作られたサウンドにあわせて、MVでは日常の風景やワンシーンが何度もグリッチしては混ざり合い、アニメーションがそれに呼応する。こちらはトレイラー動画を手掛けた映像作家のNiと駒澤零のタッグで制作されている。 MV公開に合わせ、デジタルリリースと同時に予約を開始していたフィジカル版の発送が開始、合わせてディスクユニオンオンライン・各店舗での委託販売が発表された。店舗ごとにそれぞれ描きおろし絵柄のブロマイドやサンプルパックCDRが特典としてつく予定。 リリースにあたり、星山とも親交の深いミュージシャンより推薦コメントも寄せられている。 ■paya(幽体コミュニケーションズ)コメント 「あんなミア、ミアは昔、行方不明やってんで」てゆわれて、わからへんかった だってな ミアはずっとミアのおなまえわすれたことなかってな、おててのやけどずっとのこっててな、あさおきたらさむかってん おひさまな、かがみみたいやって、ずっとみてたらおそとしろうなってな、きれいやった でな、おそとしろうなったから、はるのかいだんからミアこけてな、ミアおちたときてんしみたいなおとなってうれしかった ミアぜんぶおぼえててな はいったらあかんでってゆわれたおにわはいらへんかったしな おやすみってゆったらあかへんでってゆわれたからおやすみてゆわへんかった でもなミアな、おやすみってゆってみたいねん そんなとこでねたあかんよってゆわれたとこいってみたいねん やからミアな ■綿貫雪 コメント このアルバムを初めてきいたとき、あまりの衝撃に終始爆笑したのち、いてもたってもいられなくなって家の中をうろうろ歩き回ったり、水を大量に飲んだり、逆に落ち込んでベッドに座り込んだりした。 恐ろしいまでに流動的で氾濫した川のようでありつつ、それでいて誰にも動かせない頑強な鉛の塊のようでもある。 音楽をきいてここまで動揺することはこれまでも数えるほどしかないし、私はこういった瞬間を渇望していつも音楽をきいたり作ったりしているため、ぐがががががががががぎぎぎぎぎぎごごごごがががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎとなった。それがとてもうれしかった。大好きです。 pppppfffffuuuuuiiiii – 毛布’in Label : KAOMOZI Release date : June 19 2024 https://linkcloud.mu/edc0afe0 https://kaomozi.bandcamp.com/album/in 1. 蛆の門 2. 降る燕 3. 尸 者 肉 屋 4. 毛布in’ 5. -0g 6. !’¨’..∵×*”¨’^*+..o0OO0o..+*^’¨”*×∵..’¨’! 7. 煤の手紙
2022/05/12
ハイパーエクスペリメンタルポップ Emanuelaは、子供の頃から歌うことが大好きで、青春時代を通じて自由に自己表現し続けた。一時期はクラシックやジャズを学んでいたが、彼女は次第にエレクトロニックタッチのポップな曲を作ることに興味を持つようになっていく。デビューアルバム『Made In Heaven』で展開されるユニークなアレンジのアイデアは彼女のバックグラウンドからきている。 現代的なエーテルサウンドを中心に備えながらも、インダストリアルな攻撃性、レトロビデオゲームのサウンドトラックの影響、常に斜め上から別レイヤーが重なり、ハイパーエクスペリメンタルポップを奏でる。 アルバムの3曲目「Switch」ではGidoとのコラボレーションを収録。BjorkとGrimesの実験的会食のように、ハイパーなヴィジュアルイメージは奥へと進むたびにグリッチによって歪み続けていく。Emanuelaの歌とギザギザかつ透明なメッセージには微妙なニュアンスが多く含まれている。2018年からプロデューサーのAlon RenserとコラボレーションしているEmanuelaは、自分の音楽で伝えたいことを正確に理解し、2人はユニークなアイデアと構成で、天使の感情を最大限に引き出した。 Emanuela – Made In Heaven Release date : 6 May 2022 Stream : https://snd.click/nb4m Tracklist 1. Made In Heaven 2. Element 3. Switch (ft. Gido) 4. Cute Life 5. Swallow Me 6. Sick 7. Young Boi 8. Pet Me 9. Suck Dick For Fame 10. CUTER
2022/04/08
実際の生活の中に美を見出したい Orchidは、神聖で畏怖に近い芸術形式への愛を持つ。そして作品にはイラン文化の美や詩、自然との深い繋がりが色濃く反映される。 「そんなことができるなんて、考えたこともなかった。ただの人間がミュージシャンになれるとは思っていなかった。私はポップミュージックを宗教のように愛しています。」 「私は最も抽象的なものから最もポップなものまで、音楽の中に身体的な経験を存在させたいと思っています。リアルな実際の生活の中に美を見出したい。」 彼女のデビューEP「Like Thunder」は、身体性の感覚を軸に、バウンシーなものからエモーショナルでアバンギャルドな楽曲までを収録。Orchidがロンドンの暑い日に書いた詩を基にした「Juice! (Intro)」、鞭打ちのようなオープニング曲だ。ブリトニーの「Oops!…I Did It Again」の精神を受け継いだ「Doe Eyes」。構造的変化を伴わない多様性と表現への空虚な偶像崇拝に対する彼女の複雑な感情を描いた「Body Money」。「Worship Me」は自己受容との闘いを記録する。 「世界は私たちに、積極的に自分自身を愛するよう求めるが、私たちが実際にそうするとショックを受けるし、不快になる。」 「Like Thunder」は、Donny Johnsonが監督したワンテイクビジュアルも公開された。プロダクション、歌詞、美学には彼女の個人的な旅を締めくくる内容が反映されている。 「この数年で、文字通りの意味でも比喩的な意味でも、自分の声を見つけたような気がする。自分がなるべき人になること、そして自分自身にもっと正直になることにとても興奮しています。」 Orchid – Like Thunder Release date : 8 April 2022 Stream : https://orcd.co/orchid_likethunder Tracklist 1. Juice! (Intro) 2. Doe Eyes 3. Later 4. Body Money 5. Worship Me 6. Like Thunder
2024年記憶に残っている5つの何か
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