2024/01/30
「are u up」のビデオ公開
WTRGRLはChloe Saavedraによるプロジェクト。Chloe Saavedraは5歳の頃からドラムを叩き始め、妹のAsyとSmooshというグループを結成、2000年代初頭に著名な存在となった。姉妹は3枚のアルバムをリリースして高い評価を受け、「Jimmy Kimmel Live!」に出演し、Pearl Jam、Bloc Party、Death Cab for Cutieらとツアーを行った。2013年、姉妹はバンド名をChaos Chaosに改め、2枚のレコードをリリースし、Spotifyだけで1億2000万以上のストリーミングを記録した。姉妹は2020年にバンド活動を休止し、Chloe SaavedraはEartheaterやCaroline Polachekなど多くのアーティストのセッション・ドラマー兼ヴォーカリストとして活動を始めた。そして、ツアーの合間を縫って、彼女は初のセルフ・フロント・プロジェクトWTRGRLを立ち上げた。
WTRGRLは、インディー/グランジのヴォーカルスタイル、グラニュラーシンセシス、2000年代初頭のドラム・プロダクションを融合させた実験的なポップ・サウンドで、Chloe SaavedraのアイドルであるTimbalandやAphex Twinからインスピレーションを得ている。Chloe SaavedraはZhone、Clearcast、Tony Seltzer、BABii、Holly Waxwing、Death’s Dynamic Shroudといったプロデューサーとコラボレートし、初のフルレングス作品『Drïpsody』に収録される。
『Drïpsody』は、1955年に発表されたHugh Le Caineの実験的エレクトロニック・トラックのタイトルである。この曲は、雨のしずくをスピードアップさせたり、スローダウンさせたりすることで、雨の狂詩曲のようなシンフォニーを作り出している。Chloe Saavedraは、歌詞、サウンド、ビジュアルを結びつけるテーマとして水を用いている。
「ありふれたものから神話を生み出すために、私は水を個人的な鍵として使っています。このテーマに戻すと、普通の体験が詩になる。魚座の私にとって、2匹の魚が反対方向に泳ぐというビジュアルは、強く共感するものです。私の人生は、相反する2つの力が互いに補完し合い、より大きなものを生み出すという相乗効果を探し求めることの連続なのです。」
何年もの間、コラボレーターと一緒に演奏してきた彼女にとって、『Drïpsody』は彼女自身のビジョンを追求した最初の作品となった。彼女はこのアルバムの大半をパンデミック中に制作した。
「自分の声を見つける過程だった。なぜなら、私は文字通り幼い記憶から他のアーティストと一緒にドラムを叩き、歌い、曲作りを行ってきたから。今まで自分自身のビジョンを探求してこなかったことが、ほとんど馬鹿げているように思える。」
「私の芸術に対するモチベーションは、宝物を掘り起こすコレクターのモチベーションに似ている: 新曲を作るのは、収集した宝物をコラージュするような気分です。宝物は私のインスピレーションであり、この場合は、エロティックな小説家、Anne Desclos、Nelly Furtado、Sophie、Nicki Minajの声の低音域、そして性的空想である。” Natasha Wilsonが監督したミュージック・ビデオのインスピレーションの源は、”バロック調の照明を使ったRembrandt の絵画、グロテスクな乱交パーティーの絵画、そしてポルノ・セットの舞台裏を撮影したLarry Sultanのシリーズ『The Valley』”だった。」
WTRGRL – Drïpsody
Release date : February 16th, 2024
Tracklist
1. Scream
2. Drive Me (with Madge)
3. Cash My Style (with María Escarmiento)
4. are u up
5. Lost My Magic
6. BBILUVU
7. Nurturing
8. Heroine
9. Kinky (with July Jones)
10. Party Alone
11. Stay4Me
12. Drip Coda (with Holly Waxwing)
category:NEWS
tags:WTRGRL
2021/07/30
先行シングル「Idiot」のMV公開 オーストラリア出身、LAで活動するMartha BrownのソロプロジェクトBanoffeeが、2ndアルバム『Teartracks』の発表に伴い、ニューシングル「Idiot」をリリース。Phebe Schmidtが手掛けたMVも公開。 SOPHIE、umru、Empress Of、CupcakKeが参加し、Yves Rothmanとの共同プロデュースで制作されたデビューアルバム『Look at us now Dad』に続く今回の2ndアルバムについて、Banoffeeは「夜のドライブ中でも、シャワーを浴びながらでもいいけど、誰かに悲しい気持ちになりたいから『Teartracks』をかけようかなって思ってもらいたい。」と語っている。アルバムには〈PC Music〉のPlanet 1999、Charli XCXのツアーバンドメンバーCeci G、さらにPertoとのコラボレーションも収録されているとのこと。 アルバム発表と共にMVが公開された新曲「Idiot」でBanoffeeは、自分の過去の行動を振り返り、それらがどのように現在の鬱なエピソードに繋がっているのかを表現している。「家に閉じこもって気ままに過ごす必要があることを歌っています。」と彼女は語っている。 Banoffee- Idiot Release date : 29 July 2021 Stream : https://onerpm.link/idiot
2022/05/02
どんな戦いにも耐えられる回復に関する考察 イタリア出身のシンガー/コンポーザーFrancesca Burattelliが2ndアルバム『Battle Fatigue』のリリースを発表。英語、デンマーク語、そして母国語であるイタリア語で歌われ、南イタリアのスラングや方言がアドリブのように登場する。 「このアルバムは、愛と痛みというテーマについて考察したもので、ロマンスを一定のルールと戦いのあるゲームとして検証しています」とBurattelliは説明する。このイメージは実存的な問いかけに書き換えられ、抵抗、規律、道徳、勇気、どんな戦いにも耐えられる回復に関する考察となっている。 Burattelliのルーツがカトリック文化圏にあり、「苦しみの原型」は常に音楽の水面下にあり、ドラマの美学を通じて示されている:回復力、純粋さ、痛みの壮大さ、その精神的・肉体的解放をロマンティックに表現している。この特徴は、南イタリアの伝統的な音楽に顕著であり、Burattelliのアートに強い影響を与えている。アルバムの世界観は、子供の頃の思い出の断片によって構築されており、それがまた、感情や、その状態に「帰りたい」というノスタルジックな衝動のイメージとして、ゲーム・フレームに訴える。アルバムのヴィジュアル・ユニバースは、マルチディシプリナリーアーティストVille Vidøと共同で制作され、Burattelliが自分の体に潜り込んだり、大きな自分と向き合ったりしている。 Francesca Burattelli – Battle Fatigue Label : Anyines Release date : 10 June 2022 Tracklist 1. Keen 2. Argento Vivo 3. Battle Fatigue 4. Interlude I (Rootless) 5. Torrent 6. Bleak 7. La Cura 8. Interlude II 9. Rebound 10. Giove 11. No Release
2023/06/28
アートワークはnaka renyaが担当 山口県在住。作品制作・発表を食事・消化・排泄・洗浄となぞらえ、「水に流す」ことをテーマとし、〈Orange Milk〉などから作品を発表するtoiret statusが、約3年ぶりとなるアルバム『wolmhore』のリリースを発表。wolmhoreはwormholeのrとlを入れ替えた造語。”時間圧縮”がテーマ。 本作は、シカゴ拠点に活動するMukqsことMax Allison主宰レーベル〈Blorpus Editions〉よりリリースされる。uamiとの共作曲を含めた全10曲が収録。アートワークはnaka renyaが担当。CDがプレオーダー開始。 toiret status – wolmhore Label : Blorpus Editions Release date : July 11 2023 Artwork by naka renya Stream : https://linkco.re/nZ4BBheQ bandcamp : https://toiretstatus.bandcamp.com/album/wolmhore Tracklist 1. #0.281 2. #272 3. #283 4. #115 5. #165.5(feat.uami) 6. #0.284 7. #93 8. #0.282 9. #177 10. #89
出会いからEP『Soul Kiss』に至るまで
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20年代ネオの高みへ more
18年の歴史を紐解く more