逆再生ASMRコラージュ|涼井夕映がEP『手放した声』をリリース

〈KAOMOZI〉より

 

 

≪OMOIDE LABEL≫からのリリースや、ビクターがバックアップする00年代生まれのSSWプロジェクト「from00」などでリリースを重ねるトラックメイカー・涼井夕映が、≪KAOMOZI≫より3曲入りのEPをリリース。

 

作曲を自分なりのASMRと公言する涼井のサウンドは、様々な音像をコラージュして作られているが、本作の制作前後で彼女は、作品の作り方が明確に変化したと語る。いままでは聞こえてきた音、頭の中に存在する音を取りこぼすまいと全てスケッチすることで楽曲を制作していたのが、意図的に無視をするようになった。

 

今回はその「目を背けて無視してきた音、声」に焦点を当てて、こぼれて拾いきることのできなかった音たちを表現した3曲をEPの形で発表。エレクトロニックというには挑戦的で、逆再生や加工を繰り返された声は原型を留めず言語の形を為さない、しかしそこに存在するメロディはどこかポップに私たちを包み込む。

 

アートワークはレーベル≪KAOMOZI≫オーナーの駒澤零が担当。線で書かれたキャラクターがキュートなアクセサリーや液体に沈んでいくビジュアルは、解体と構築を繰り返す涼井の作品との親和性も高い。

 

 

 

涼井夕映 – 手放した声

Label : KAOMOZI

Release date : November 3rd 2023

Stream : https://linkcloud.mu/86d8324c

Bandcamp : https://kaomozi.bandcamp.com/album/–71

 

Tracklist

1. エスカ

2. 逆时针曲线 

3. 3 Days

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