2023/09/07
BladeeとMerely参加
UKのプロデューサーJoshua Learyこと、Evian Christがデビューアルバム『Revanchist』のリリースを〈Warp〉から発表。Evian Christは10年以上のキャリアを持ち、Kanye West、Travis Scott、Danny Brown、Tinasheなど数多くの作品に参加している。寡作のアーティストとしても知られており、初期はウィッチハウスの代表的なアーティストを何組も輩出したレーベル〈Tri Angle〉(10年代インディブログ時代の代表的なブログの一つ「20jazzfunkgreats」のライターRobin Carolanによってスタートしたレーベル。2020年に閉鎖。)から作品をリリースしてきた。
アルバム『Revanchist』はトランスに潜在する陶酔を超えた崇高な感覚を呼び起こす可能性を追求する。ゲストボーカルにはBladeeとMerelyが参加。カバーアートワークは、Oneohtrix Point Neverやblack midiの作品も手掛けてきたグラフィックデザイナーDavid Rudnickが担当。
アルバムはEmptysetの『Demiurge』時代の息苦しいスロットル、MadonnaとWilliam Orbitの『Ray Of Light』の世界、Laibach『Across The Universe』の鋭い不気味さ、Sasha『Xpander EP』にインスパイアされたミキシングとサウンドデザインへの高度に様式化されたアプローチ、それらの歴史と絶妙な距離感を保ちつつ、潜り抜ける。
オープニングトラックでリードシングル「On Embers」は、トランスの既成概念を完全に破壊しようというEvian Christの意識を象徴する。高鳴る歓喜爆裂サウンドが、解読不能なノイズの嵐、ぐちゃぐちゃに切り刻まれた808、そしてゴスペルハウスのアカペラの破片が組み合わさる。「Nobody Else」は古典的なバレアリック・トランスとそれに関連するイメージ(超巨大なイベリア半島の夕日のワイドスクリーン)に敬意を表す。広々としたブレイクダウンは、Clairoの「North」から引用された印象主義ヴォーカルをフィーチャー。「Yxguden」はMicha Kleinが監督したミュージック・ビデオが付属する。
David Rudnickがデザインしたアートワークは、Lars Hertervigの『Gamle Furutrær』(1865年)とChris Bucklowの『Jerusalem』(1994年)のスチールを合成した背景に、クリスタル新生児が手描きで描かれている。アルバムのミキシングとマスタリングは、Chris PawlusekとEvian Christがインドのゴアで行なった。
クラシックなトランスのシングル作品のアートワークにインスパイアされたこの限定盤CDは、ジュエルケースに直接スクリーンプリントを施した仕様。LPは、初回生産が1000枚のみの限定盤となり、スクリーンプリントされた外袋にインナースリーヴに入ったLPと両面印刷が施されたポスターが封入される。
Evian Christ – Revanchist
Label : Warp Records
Release date : October 20 2023
Pre-order:
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=13657
Tracklist
1. On Embers
2. Yxguden (ft. Bladee)
3. The Beach
4. Nobody Else
5. Silence
6. Xkyrgios
7. With Me (feat. Merely)
8. Run Boys Run
–
September 8 – Tilburg, NL – Draaaimolen *
September 28 – Prague, CZ – Lunchmeat †
September 30 – Paris, FR – Nemo Biennale †
October 20 – New York, NY – The Meadows *
October 26 – London, UK – TranceParty Outernet †
October 27 – Brussels, BE – Botanique †
October 28 – Amsterdam, NL – Parallel †
November 3 – Turin, IT – C2C †
November 4 – Guimarães, PT – Mucho Flow †
November 11 – Barcelona, ES – Mira †
November 25 – Manchester, UK – New Century †
December 1 – London, UK – TranceParty Corsica *
December 8 – Glasgow, UK – Stereo *
December 9 – Dublin, IE – The Racket Space *
† = Revanchist: Live
* = Revanchist: DJ
category:NEWS
tags:Evian Christ
2020/09/04
本日リリース これほど新しい作品を待たれていたアーティストがいただろうか。英国出身のプロデューサー/DJのEvian Christ(エヴィアン・クライスト)が突如新曲「Ultra」をリリース。 Kanye West、Travis Scott、Danny Brownといったトップアーティストのプロデュースを手がけることでも知られ、自身主催のパーティー「Trance Party」ではArca、Yves Tumor、SOPHIEといったカッティングエッジなアーティストを招聘してきた。ウィッチハウスシーンの底上げにも貢献した今はなき偉大なレーベル〈Tri Angle〉から2012年に『Kings And Them』、2014年に『Waterfall』をリリースし、この2作のEPで世界を驚かせ、真の唯一無二の存在になった。そんなEvian Christの6年ぶりとなる新曲は〈Warp〉からの初リリース。 同時公開されたMVの監督はOPNの作品も手がけたデザイナー、David RudnickとDaniel Swanが務め、ハワイで撮影が行われた。楽曲はEvian Christ独自の制作アプローチによって、黄金時代のトランスの多幸感に満ちた感覚、そして00年代半ばのアンビエントが有するエモーショナルと、空間を捻じ曲げるほどのパワーで壮大な世界を描いている。 Evian Christ – “Ultra” Label : Warp Records Release date : September 4 2020 Stream / Download : https://www.evch.uk/
2020/09/30
本日リリース Evian Christの6年ぶりの新曲として話題になった「Ultra」をYung Shermanがリミックスし、本日リリース。 Kanye West、Travis Scottなどのプロデュース、自身主催のパーティー「Trance Party」ではArca、Yves Tumor、SOPHIEといったカッティングエッジなアーティストを招聘し、〈Tri Angle〉からリリースされた2作のEPで唯一無二の存在となったEvian Christ。Yung Lean擁するストックホルムのレーベル〈YEAR001〉に所属し、所属アーティストのプロデュースなどYEAR001サウンドを支えるプロデューサーYung Sherman。すでに聴く前からわかる相性の良さ。「Ultra」のエモーショナルで壮大なユーロサウンドをさらに増幅させている。 Evian Christ – “Ultra (Yung Sherman Remix)” Release date : September 30 2020 Stream / Download : https://evianchrist.ffm.to/ultra-yungsherman
2022/04/07
『クレイモア』や菅野よう子の影響 ベトナム系カナダ人のエレクトロニック・プロデューサー、映像作家、ヴィジュアルアーティストであるx/oがデビューアルバム『Chaos Butterfly』を〈Precious Metals〉よりリリース。 『Chaos Butterfly』は、メタモルフォーゼを通して探求されるカタルシスと自己実現の物語。万華鏡のように自由で美しい悪夢への旅であり、劇的変化と優しさを表現する。1st EP『Cocoon Egg』のテーマを発展させ、異なる視点からパラレルワールドを構築したアルバム。 アルバムは、悲しみと怒りの渦の中でトラウマを克服するアンチヒーロー、内なる癒しと赦しの中に本当の強さを見出す復讐の精神についてを描く。社会的ジェンダー概念を超えるための寓話であり、自己受容の旅であり、x/o自身のノンバイナリーアイデンティティへの道のりを反映している。 この旅を通して、x/oは、ソフトとハード、内面と外面、冷静さと怒り、騒がしさと静かさなどのコントラストを利用し、概念的・音楽的に男性型・女性型を引き離し衝突させる。このシンボリズムと影響のシステムは、パターンの二重性を明らかにする。 x/oは、『ファイナルファンタジー』の世界観、アニメ『クレイモア』に登場する半人半妖の戦士、そしてベトナムの実在の伝説「Trưng Sisters」を参考にして、異質ながらも相互の影響を融合させた。また、菅野よう子、Bone Thugs-n-Harmony、Deftones、Massive Attack、Orbital、Aaliyahなどのアーティストからインスピレーションを得て、簡単にはカテゴリー分けできないような作品を生み出した。 x/o – Chaos Butterfly Label : Precious Metals Release date : 4 April 2022 Buy / Stream : https://ampl.ink/xo-Chaos-Butterfly Vinyl : https://boomkat.com/products/chaos-butterfly Tracklist 1. Chrysalis Wrath 2. Red Alert 3. Indigo Drop 4. Promise : Armour 5. Initiation Relic 6. Locking In 7. Fight or Flight 8. Cyclone Scream 9. Mirror Shard 10. Final Wingspan 11. Hea11ng ca11
人生を回想して見えた深層心理作品
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