2023/08/30
最新アルバム『Again』より
先週、最新アルバム『Again』が完成したことを発表したばかりのOneohtrix Point Never(以下OPN) ことダニエル・ロパティンが、アルバムからの新曲「A Barely Lit Path」を公開。この曲は、ロバート・エイムズの指揮と編曲、ノマド・アンサンブルの演奏によるオーケストラをバックに、アルバムのクライマックスを飾る。合わせて公開されたミュージックビデオは、ダニエルがビデオ・アーティストのフリーカ・テットと書いた原案をもとに、フリーカ・テットが監督したもので、擬人化された2人の衝突実験用ダミーの悲惨な物語が描かれている。
本作『Again』は、音楽家ダニエル・ロパティンが時空を超えて若い頃の自分とコラボレートし、あったかもしれない世界を想像している。どのような決断がいくつの現実を閉ざしたのだろうか?そのような別世界ではどのような音が生まれただろうか?それは現在の視点を通して、当時の自分の音楽的アイデンティティを捉えた瞑想でもあり「観念的自伝」とも言える。
キャリアを通して、芸術性の高いアートワークに定評があるOPNだが、今作ではダニエルと共に考えたコンセプトをもとにマティアス・ファルドバッケンが制作した彫刻作品がフィーチャーされ、ヴェガード・クリーヴンが撮影した写真がカバージャケットに採用されている。パッケージと全体のデザインは、ダニエル・ロパティンとアパレル・ブランドのOnline Ceramics (Elijah Funk & Alix Ross) によって新たに立ち上げられたコラボレーション・プロジェクト、Memoryが手掛けている。
2020年の『Magic Oneohtrix Point Never』以来、音楽カルチャーのあらゆる分野で引く手あまたとなったダニエル・ロパティン。2021年にはザ・ウィークエンドによるスーパーボウル・ハーフタイムショーの音楽監督を務め、シャネル 2021/22年 メティエダールコレクションショーでも音楽とパフォーマンスを担当。世界チャート1位を獲得したザ・ウィークエンドの『Dawn FM』では、エグゼクティブ・プロデューサーを務め、アルバム収録曲の大半で演奏も行っている。
OPN待望の最新アルバム『Again』は、9月29日 (金) にCD、LP、デジタル/ストリーミング配信で世界同時リリース。国内盤CDにはボーナストラックが追加収録され、解説書と歌詞対訳が封入される。LPは通常盤(ブラック・ヴァイナル)に加え、限定盤(ブルー・ヴァイナル)、日本語帯付き仕様盤(ブルー・ヴァイナル/歌詞対訳・解説書付)の3形態となる。さらに、国内盤CDと日本語帯付き仕様盤LPは、Tシャツ付きセットの発売も決定。
Oneohtrix Point Never – Again
Label : Warp Records / Beat Records
Release date : September 29 2023
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=13613
Tracklist
01. Elseware
02. Again
03. World Outside
04. Krumville
05. Locrian Midwest
06. Plastic Antique
07. Gray Subviolet
08. The Body Trail
09. Nightmare Paint
10. Memories Of Music
11. On An Axis
12. Ubiquity Road
13. A Barely Lit Path
+ Bonus Track
category:NEWS
2020/09/24
10月30日リリース Oneohtrix Point Neverことダニエル・ロパティンが、現代の最も重要なプロデューサーの一人であることに異論を唱える人間がいるだろうか。自身の作品では刺激的なヴィジョンとサウンドをアルバムごとに提示し、また、様々なアーティストの転機作や代表作にプロデューサーとして関わってきたロパティンだが、2020年もその勢いは衰えることがない。まず、カンヌ・サウンドトラック賞にも輝いた映画『Good Time』でコラボレートしたジョシュ&ベニー・サフディ監督の新作『Uncut Gems』の音楽を手がけ、ダニエル・ロパティン名義でより構築的で洗練された楽曲を提示したサウンドトラックをリリース。また、同作に出演していたThe Weekndの最新作『After Hours』において、シングル「Scared to Live」の作曲に参加、ほか2曲でプロデュースを務め、作品の方向性を決定づけることになった。さらには、R&Bとチェンバー・ポップとインディ・ロックを自在に行き来する才能、Moses Sumneyの2枚組大作『Græ』 の12曲で作曲およびプロデュースを担当し、重要な役割を果たしている。そんなロパティンのコア・プロジェクトであるOPNの原点の振り返りであり、集大成であり、同時に最新型となるのが〈Warp〉からの4作目のセルフ・タイトル・アルバム、『Magic Oneohtrix Point Never』。セルフ・タイトルと言っても冒頭に“Magic”とつけられているのは、もともとOneohtrix Point Neverというアーティスト名が、ボストンのソフト・ロックのラジオ局である〈Magic 106.7〉を聞き間違えて言葉遊びでつけられたことに由来している。 本作の出発点は、リサイクルショップで大量に購入したニューエイジのカセットテープを使ってコラージュを作っていたロパティンが、OPNの名前の起源について考えたことにあったという。それはもともと、ラジオ局の名前が内蔵されたものであったのだと。そこから着想を得て、『Magic Oneohtrix Point Never』はひとつのラジオ局を聴く体験を模したものになっている。朝に始まり夜通し続いて終わるラジオの放送区分を思わせる構成で、朝の挨拶で始まり、中盤はポップ音楽の断片が挿入され、終わりにかけてよりディープな展開へと至る。だがそこにはOPNらしくエラーや異物感がふんだんに含まれており、たとえばアメリカの古いFMのジングルやDJの決め台詞のサンプルがニューエイジの自己啓発の文句とぶつかり、ダークなユーモア感覚を生み出している。ニューエイジを脱構築したサンプル・コラージュの傑作『Replica』のような展開、〈Warp〉での初作にしてOPNの名前を広く知らしめた『R Plus Seven』における静謐な旋律、『Returnal』の強力なノイズ、『Garden Of Delete』や『Age Of』でのポップ・ミュージックへの意識的な接近、あるいは映画音楽の仕事を思わせる交響曲的な構築といったこれまでのOPNの音楽的要素を自在に行き来しながら、架空のラジオ局というコンセプトのもとそれらは奇妙に統合されている。 強烈なインパクトを持つアートワークを手がけたのは、ロパティンとはノイズ・シーンでの関わりから古くからの友人だったというRobert Beatty。Tame Impalaの『Currents』やケシャの『Rainbow』などサイケデリックなアートワークで知られる彼とOPNとの共作となっている。 世界的なパンデミックという奇妙な事態に世界が飲みこまれ、多くのひとが外部との接点をインターネット以外に失うなか、ロパティンはニューエイジとソフト・ロックが流れる偽のラジオ放送『Magic Oneohtrix Point Never』を通して、変わらず現代を鋭く批評しているのである。 収録曲「Cross Talk I」「Auto & Allo」「Long Road Home」の3曲を一挙解禁するシングル・パッケージ『Drive Time Suite』もアルバム発表に合わせて公開。 Oneohtrix Point Never最新アルバム『Magic Oneohtrix Point Never』は、10月30日 (金) 世界同時リリース。国内盤CDにはボーナストラック「Ambien1」が追加収録され、解説書が封入される。また数量限定でTシャツ付セットの発売も決定。アナログ盤は、通常のブラック・ヴァイナルに加え、限定フォーマットとしてクリア・イエロー・ヴァイナルと、BIG LOVE限定のクリア・ヴァイナル、さらにBeatink.com限定のクリア・オレンジ・ヴァイナル、そしてレア化必至のカセットテープも発売される。 Oneohtrix Point Never – “Magic Oneohtrix Point Never” Label : Warp Release
2023/08/23
数量限定セット発売 Oneohtrix Point Never (以下OPN) ことダニエル・ロパティンが最新アルバム『Again』を〈Warp〉からリリースすることを発表。ダニエル本人の言葉を借りれば、このアルバムは「観念的自伝」であり、メッセージであり、デジタル言語と音響的パラノイア、記憶されたものと忘れ去られたものの呪術的な逆流であり、そのすべてがOPNのトレードマークであるメロディックなタッチで表現されている。2015年の『Garden of Delete』がそうだったように、『Again』のプロジェクトは、ダニエルによる現在の自分と若い自分とのコラボレーションとしてスタートした。そこからアルバムは、当初のコンセプトには固執することなく、記憶と空想がまったく新しいものを形成するために収束する「非論理的時代物」へと成長した。このアルバムでは、音楽家ダニエル・ロパティンが時空を超えて音楽を作り、あったかもしれない世界を想像している。どのような決断がいくつの現実を閉ざしたのだろうか?そのような別世界ではどのような音が生まれただろうか? キャリアを通して、芸術性の高いアートワークに定評があるOPNだが、今作ではダニエルと共に考えたコンセプトをもとにマティアス・ファルドバッケンが制作した彫刻作品がフィーチャーされ、ヴェガード・クリーヴンが撮影した写真がカバージャケットに採用されている。パッケージと全体のデザインは、ダニエル・ロパティンとアパレル・ブランドのOnline Ceramics (Elijah Funk & Alix Ross) によって新たに立ち上げられたコラボレーション・プロジェクト、Memoryが手掛けている。 OPNの最新アルバム『Again』は、9月29日 (金) にCD、LP、デジタル/ストリーミング配信で世界同時リリース。国内盤CDにはボーナストラックが追加収録され、解説書と歌詞対訳が封入される。LPは通常盤(ブラック・ヴァイナル)に加え、限定盤(ブルー・ヴァイナル)、日本語帯付き仕様盤(ブルー・ヴァイナル/歌詞対訳・解説書付)の3形態となる。さらに、国内盤CDと日本語帯付き仕様盤LPは、Tシャツ付きセットの発売も決定。 2020年の『Magic Oneohtrix Point Never』では、激動の時代に新たな平穏さと精神を発見する手段として、OPNの原点に立ち返り、自身の内なる周波数に向けてダイヤルを合わせた。そのリリース以来、ダニエルは音楽カルチャーのあらゆる分野で引く手あまたとなり、2021年にはザ・ウィークエンドによるスーパーボウル・ハーフタイムショーの音楽監督を務め、シャネル 2021/22年 メティエダールコレクションショーでも音楽とパフォーマンスを担当。世界チャート1位を獲得したザ・ウィークエンドの『Dawn FM』では、エグゼクティブ・プロデューサーを務め、アルバム収録曲の大半で演奏も行っている。その他、ジェイムス・ブレイク、イシュマエル・バトラー、チャーリ・XCX、ケルシー・ルー、イギー・ポップ、ロザリアともコラボーレートし、アノーニ、FKAツイッグス、デヴィッド・バーン、坂本龍一、モーゼス・サムニー、ナイン・インチ・ネイルズなど錚々たるアーティストの作品に参加している。 OPNは、2023年の海外ツアーで『Rebuilds』と題した新しいソロ・ライヴを行った。このライヴでは新たな音源に調和するように代表曲を再構築し、長年のコラボレーターであるネイト・ボイスがヴィジュアルを担当。ネイトは、新しいリアルタイム・アニメーション・システムを開発し、10年以上前の初期のコラボレーションにまで遡ってグラフィックを更新した。2024年には、ビデオ・アーティストのフリーカ・テットとのコラボレーションによる全く新しいライヴ・ショーが計画されており、世界各地で公演が予定されている。 Oneohtrix Point Never – Again Label : Warp Records / Beat Records Release date : September 29 2023 https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=13613 Tracklist 01. Elseware 02. Again 03. World Outside 04. Krumville 05. Locrian Midwest 06. Plastic Antique 07. Gray Subviolet 08. The Body Trail 09. Nightmare Paint 10. Memories Of
2023/09/26
2/28 東京 2/29 大阪 Oneohtrix Point Neverのニューアルバム『Again』の発売が9月29日に控える中、来日公演が決定。日本で最新ライブセットが世界初披露される。 テンションにテンションを重ねた解放感とイマジネーションを拡張する世界観、息をのむ美しさ。名作『R plus Seven』を壮大なスケールにアップデート。バラバラに散らばった断片たちが、時間を逆流し緻密且つ巨大な美しいアートピースを完成させるさま、カオスからコスモスへ、聴く者たちをカタルシスへ導く逆流アートの到達点がここに誕生。 電子音楽、ヴェイパーウェイブ、ノイズ、アンビエント、コラージュ、カットアップ、ミュージック・コンクレート、当初はマニアックな実験音楽やサブカルチャーのカリスマだったOneohtrix Point Neverことダニエル・ロパティンは、自身の作品のみならず、音楽プロデューサーとしてアノーニやザ・ウィークエンドを手がけ、映画『Good Time』(2017)ではカンヌ映画祭最優秀サウンドトラック賞を受賞するなど活躍の場をひろげて来た。2021年にはザ・ウィークエンドによるスーパーボウル・ハーフタイムショーの音楽監督を務め、シャネル 2021/22年 メティエダールコレクションショーでも音楽とパフォーマンスを担当。世界チャート1位を獲得したザ・ウィークエンドの『Dawn FM』では、エグゼクティブ・プロデューサーを務め、アルバム収録曲の大半で演奏も行っている。 今週明らかとなる最新作『Again』をひっさげたOPNの最新のライブセットが、ここ日本を皮切りに、ソウル、ベルリン、マンチェスター、ロンドン、パリ、ニューヨークという世界の主要都市をツアーすることが発表。妥協なき美意識にもとづくその高い芸術性で、今や音楽カルチャーのあらゆる分野で引く手あまたの、現代を代表する音楽家、作曲家、プロデューサーとなったOPNことダニエル・ロパティンが魅せるライブ・パフォーマンス。 公演詳細 >>> https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=13709 ONEOHTRIX POINT NEVER JAPAN TOUR 出演:ONEOHTRIX POINT NEVER(サポートアクト:TBC) [東京] 公演日:2024年2月28日(水) 会場:EX THEATRE OPEN:18:00 START : 19:00 チケット料金:前売 1階スタンディング¥8,000(税込) 2階指定席¥8,000(税込) *1ドリンク別途 特記: 別途1ドリンク代 ※未就学児童入場不可 [大阪] 公演日:2024年2月29日(木) 会場:梅田CLUB QUATTRO OPEN:18:00 START : 19:00 チケット料金:前売¥8,000(税込) オールスタンディング / 1ドリンク別途 特記: 別途1ドリンク代 ※未就学児童入場不可 企画・制作 BEATINK INFO BEATINK / E-mail: info@beatink.com 【TICKET INFO】 ★ビートインク主催者WEB先行:9/29(金)10:00~ [TOKYO] https://beatink.zaiko.io/e/opn2024tokyo [OSAKA] https://beatink.zaiko.io/e/opn2024osaka [東京] イープラス最速先行受付:10/3(火)12:00~10/9(月)23:59 [ https://eplus.jp/opn-2024/ ] 一般発売:10/21(土)~ イープラス、LAWSON、BEATINK [大阪] イープラス最速先行受付:10/3(火)12:00~10/9(月)23:59 [ https://eplus.jp/opn-2024/ ] 一般発売:10/21(土)~ イープラス、LAWSON、チケットぴあ、BEATINK Oneohtrix Point Never – Again Label : Warp Records / Beat
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