2023/06/30
リリースパーティ開催
KLONNSや鏡など複数のバンド/ユニットで神出鬼没的に暗躍する罪 a.k.a. ZIEとソロ・パフォーマンスやDJとしても特異かつ鋭利な表現で名を馳せるセーラーかんな子によるゴシック・シンセパンク・ユニットXIANのデビューEPが東京の〈DISCIPLINE PRODUCTION〉より7インチ・ヴァイナルでリリースされる。
粗々しくも決して懐古的ではないマシンビートとシンセサイザーに、流麗でありながら攻撃的な表情も魅せるエレクトリックギターが奏でられるサウンドは、所謂NEW WAVEの枠を突き破り、より純粋にPUNK的であり、時にWITCH HOUSE以降のインターネット・ゴス的芳香すら感じさせる。
さらに、その音の祭壇に手向けられる嘘偽りのない真摯な言葉の連続は、変わりゆく時代という濁流の中で個としての在り方を掴み取ろうとする強い意志が表現されている。
彼らの錬磨された美意識は単なる耽美趣味ではなく反抗のアティチュードであり、だからこそ真に耽美的な存在であることを自ら証明しているのである。
二〇二三年、最も冷酷な夏に贈る三本の毒の花。是非お聴き下さい。
text by SHV
artist: XIAN
title: 蝶刻
format: 7inch Vinyl + DL CODE (LTD.250)
release date:2023/08/02
price: ¥1800 (tax in)
https://disciplineproduction.bandcamp.com/album/xian
Side A
1. Mirage (03:05)
2. エレジア (02:38)
Side B
1. 天使 (04:01)
XIAN are
セーラーかんな子 : voice/lyrics
罪 : sounds
Published by DISCIPLINE PRODUCTION
Composed by XIAN
Mixed by 罪
Mastered by Yui KImijima (TSUBAME STUDIO)
Cover Artwork and Design by Keigo Kurematsu
©️&Ⓟ 2023 DISCIPLINE PRODUCTION
–
◆XIAN 1st 7″ Release Party in KYOTO
2023/08/06(sun)
at 京都METRO
START:17:00
adv.¥2500 (inc.1d) / day.¥3000(inc.1d)
UNDER 23. ¥2000(inc.1d)
LIVE:
XIAN
KLONNS
odd eyes
TIVE
天使王国
DJ:
fuwafuwachiwawa
Shine of Ugly Jewel
◆Discipline #43 -XIAN 1st 7″ Release Party-
2023/08/26(sat)
at 小岩BUSHBASH
START 17:00
adv/door ¥2500 / ¥3000 (+1drink order)
(U23 ¥1500 +1d)
Live:
XIAN
KLONNS
and more…
category:NEWS
tags:XIAN
2021/12/23
ゴシックロック、ウィッチハウス、V系のサイバーパンク解釈 京都在住の音楽家/DJ・セーラーかんな子と、KLONNSの活動などでも知られる東京在住の音楽家・剤電による新ユニット・XIANが始動。デビュー曲となる「Elegia」のビデオが〈DISCIPLINE PRODUCTION〉のYouTubeチャンネル上で公開された。 ゴシックロック、ウィッチハウス、V系などあらゆる退廃的かつ耽美的な音楽からの影響をサイバーパンク的解釈で昇華した独創的なサウンドを血の滲むような咆哮が切り裂く、新世紀サイバーパンクチューンに仕上がっている。 XIAN are セーラーかんな子 (voice & lyrics) 剤電 (sound) Directed by Shu Ooshima Cinematography by SHV & ア子 Published by DISCIPLINE PRODUCTION
2023/08/22
デビューEP『蝶刻』リリース photo by kirin KLONNSや鏡といったハードコアパンク・バンドのベーシストとして暗躍する傍ら、ポストニューエイジなソロワークから劇伴まで手がける音楽家・剤電 a.k.a. ZIEと、2021年に〈手綱会〉より発表した単独作『Kanna – chan / Hachi – chan』における絶叫ポエトリーで圧倒的な存在感を示し、DJとしても特異かつ鋭利なパフォーマンスで知られるセーラーかんな子によるユニット・XIANのデビューEP『蝶刻』が、〈DISCIPLINE PRODUCTION〉からリリースされた。 この〈DISCIPLINE PRODUCTION〉は、東京・小岩BUSHBASHを拠点とするボーダーレスなパーティー/コレクティブ〈Discipline〉のレーベルライン。AVYSSでは作編曲/シンセ/ギターのZIEと、作詞/ボーカルのセーラーかんな子に加え、レーベルオーナーのSHV(KLONNS/SOM4LI)にも同席してもらい、XIANの音楽と美意識について語ってもらった。 text: 須藤輝 XIAN – 蝶刻 XIAN ー XIANを結成した経緯についてお聞きしますが、そもそもZIEさんとかんな子さんはどういう感じで出会ったんですか? セーラーかんな子(以下、かんな子):剤電(ZIE)さんとの出会いについては記憶が曖昧で、どれが最初の接触だったのか……VAMPIRE†HUNTER™のときですか? ZIE:いや、それは2回目か3回目じゃないですかね。僕はかんなさんの存在自体はめっちゃ昔から知っていて、2014年の3月か4月に§✝§(サス)のライブを観てるんですよ。 かんな子:え……。 ZIE:あ、覚えてないですか? たしか中野のheavysick ZEROでやってたイベントで、aBiSyEikAh⊆とかKURUUCREWが出ていて、なぜか僕もヒップホップとかポエトリーリーディングの人とインプロやったんですよ。そのときに§✝§も出てたんですけど、すごいかっこよくて。でも、初めてかんなさんと話したのはそれから4年後とかなんですよね。 ー じゃあ、けっこう最近なんですね。 ZIE:外川良(wagot)さんという、今、南新宿でTYONってカレー屋さんをやっている最高の男が、2018年の年始ぐらいに幡ヶ谷のFORESTLIMITでイベントをやったんですよ。かんなさんとかsouj(Shine of Ugly Jewel)さんがDJで出ていて、僕が大好きなHIMOがライブをやったんですけど、そこでかんなさんから話しかけてくれて。それが最初ですよね。 かんな子:あのときは、まだVAMPIRE†HUNTER™はやってない? ZIE:やってないですね。 かんな子:当時、剤電さんのBandcampにブワーっていっぱい音源がアップされていて、どれを聴いてもすごくいいから、それで声をかけちゃったんです。 Archive 2011~2019 剤電 ZIE:そのときフォレストで、Stillっていうバンドの話をしたんですよね。恒松正敏がプロデュースしていた80年代の女性ボーカル・バンドで、僕はすごい好きなんですけど、周りに知ってる人が誰もいなかったんでびっくりして。 かんな子:たまたま横浜のレコード屋さんで、Stillの『Pale Face』っていう12インチが売っていたのをジャケ買いして……。 ZIE:あ、レコードで持ってるんですね。やば。 かんな子:私も大好きなバンドなんですけど、ネットで調べてもあんまり出てこないですよね。Discogsにはあるけど。 ZIE:全然ないですよね。で、「Still、すげえいいですよね」みたいな話から、例えばG-Schmittとか、日本の、メロがきれいでボーカルが女性のニューウェーブの話とかをしたんですよね。そのときもかんなさん、鋲ジャン着てDJやってましたよね。 かんな子:そうでしたっけ(笑)。 ZIE:鋲ジャンっていうか、鋲ドレスみたいな? そのあと僕は、さっき名前が出たVAMPIRE†HUNTER™っていう名義で一瞬、1人でライブをやっていた時期があって。それをかんなさんが観にきてくれたり、音源を買ってくれたりして、そしたら〈K/A/T/O MASSACRE〉に呼んでくれたんですよね。あれはなんだったんですか? かんな子:あれは、カトーさんが「セーラーかんな子とVAMPIRE†HUNTER™でマサカーやりませんか?」みたいな。 ZIE:あ、そういう感じだったんですね。僕、それがすごいうれしくて。LSTNGTとかHegira Moyaとか、当時僕が憧れていた人たちも出ていて、しかもめちゃくちゃ人が入ってくれたマサカーだったんですよ。でも、VAMPIRE†HUNTER™もなんかうまくいかなくて、すぐやめちゃって、いろいろあってKLONNSに入ったりして、時が流れたりして……2020年の11月にKLONNSとMs.Machineで大阪に行ったことがあって。 SHV:ありましたね、〈Discipline〉の大阪編。 ZIE:心斎橋のclub STOMPでやったんですけど、そのときにかんなさんがソロの初ライブをやって、すげえよくて。もう、そこにいた全員が泣いてるみたいな。 かんな子:(笑)。 ZIE:マジでヤバくて、なんか、すごい状態になってたんですよ。それで、東京に帰ってからそのときのかんなさんの写真か動画をインスタに上げたら、かんなさんが「一緒に音楽やりたいです」って連絡くれたんで「じゃあ、なんかやりますか」って。そこから1年ぐらい準備して、2021年12月の〈Discipline〉でXIANの初ライブやらせてもらったっていう感じですね。 ー あの〈Discipline〉、神回でしたよね。1797071ことMAKO(Ms.Machine/SOM4LI)さんの初ライブも強烈だったので、よく覚えています。ついでにいうと、僕はそのときの物販でかんな子さんの7インチシングル『Kanna – chan / Hachi – chan』を買って帰り、それが即2021年のベストシングルに輝きました。僕の中で。 かんな子:わあ、うれしい。 ZIE:あれもマジでめっちゃヤバいっす。XIANをやり始めたとき、あのシングルに入ってる2曲の原型を聴かせてもらったんですよね。お互いの手札を見せ合うみたいな感じで。その原型の時点ですでにヤバかったんですけど、やっぱり完成形はより鋭さが増していますね。 Kanna-chan/Hachi-chan セーラーかんな子 ー ちなみにSHVさんとかんな子さんは、どのタイミングで知り合ったんですか? SHV:存在自体はけっこう前からTwitterとかを通して知っていて「ヤバいなこの人」と思っていたんですけど、初めてしゃべったのはたぶん、2018年とか2019年じゃないかな。そのタイミングで〈Discipline〉に出てもらって……あれは2018年? 深夜にやったとき。 ZIE:2019年の4月ですよ。odd eyesが出たときですよね。 SHV:ああ、そうか。odd eyesと、Ms.Machineとsouj(PHOTON POETRY名義)くんとBUSHMINDさんと荒井優作さんが出てくれて。あとKLONNSとGranuleか。 かんな子:そのときは、私はDJで出たんですよね。 SHV:そうっすね。でも、その前にもしゃべったことがあるような……ちょっと記憶が曖昧で(笑)。 ZIE:2018年4月に渋谷のRUBY ROOMでVAMPIRE†HUNTER™が初ライブをやったときに、KLONNSも出てたじゃないですか。そのときもかんなさんが観にきてくれた。 かんな子・SHV:……。 ZIE:なんでみんな黙るの!? かんな子:RUBY ROOMって、あの、ビルの2階にある? ZIE:そうそうそう。 SHV:そのときVAMPIRE†HUNTER™出てた? ZIE:オープニングアクトです。大恥をかき、笑われるみたいな。 SHV:あれって、TAWINGSも出てたやつですよね? ZIE:そうそう。かんなさんはその前にも、僕が早稲田の茶箱でやったソロライブにも来てくれたましたよね。 かんな子:ああ、行きましたね。 ZIE:そこは早稲田大学の子がよくイベントやってるんですけど、僕は早稲田のMusic Innっていう音楽サークルと仲よかったんで、そういうイベントに呼んでもらえて。たぶん、1人で初めて人前で何かやったときに、かんなさんが来てくれた。 かんな子:もう、ただの剤電さんファンですね。 ー ファンだったから、ZIEさんと一緒に音楽をやりたかった? かんな子:そうですね。単純に剤電さんの曲が好きだったので、マサカーでVAMPIRE†HUNTER™と共演したときから、うっすらと願望はあって。 ZIE:マジですか? うれしいです。 かんな子:あと、今もなんですけど、1人で音楽をやるのにあんまり自信が持てていないところもあって。だから剤電さんの手を借りたかったというのもあるし、剤電さんとならお互いを尊重しながらやっていけそうだと思ったんです。 ZIE:かんなさんが「やりましょう」と言ってくれたとき、僕は曲単位で考えていたというか、セーラーかんな子にトラックを提供するんだと思ったんですよ。そのつもりで作ったのが「エレジア」って曲で。たぶんこれが最初に作ったXIANの曲になるんですけど、そのあと改めてかんなさんが「いや、ユニットやりたいです」って。 ー 先ほどStillとG-Schmittの名前が出ましたが、ZIEさんとかんな子さんは音楽の趣味において共通点などはあったんですか? ZIE:t.A.T.u.ですかね。 かんな子:t.A.T.u.と神聖かまってちゃん。 ZIE:あとこの間、ILL BONEとかの話をしましたよね? かんな子:あ、そうですね。 ZIE:そういうILL BONEとかさっきのStillみたいな、日本の80年代ぐらいの翳りのあるインディーズとかが趣味としては被るのかな。でも、「これ聴いた?」みたいな話はあんまりしないですよね。今はかんなさんは広島に住んでることもあって、会う機会も限られてるんで。 かんな子:あんまり音楽の話では盛り上がらない(笑)。StillとかG-Schmittも、ちょうど剤電さんと初めてちゃんとしゃべったぐらいの時期にたまたま私がすごいハマっていただけで。昔からそういう音楽を聴いてきたわけじゃないんです。 ZIE:あ、僕もたまたまあの時期にああいうの聴いてたんです。あと、かんなさんはウィッチハウスとか好きですよね? かんな子:好きというか……昔、DJを始めた頃にウィッチハウスを題材にしていたというか、ウィッチハウスのDJみたいな感じで始めたので。今、ウィッチハウスがどういうふうになってるのかはあんまりわかってないです。 ZIE:僕はウィッチハウスは全然通ってなくて、何も知らないですね。それこそ僕が多大な影響を受けてるMAKOちゃんとかは、ウィッチハウスすげえ好きじゃないですか。っていうか、けっこうみんな好きだと思うんですけど、ウィッチハウス自体は何を聴いてもかっこいいから、あんまり掘る気がしなくなっちゃって。 かんな子:それはわかります。 ZIE:どう転んでも絶対かっこいい音楽だなって。そういうものにあまり興味がない。 かんな子:たぶん、当時はそれがすごく新鮮で。私はヒップホップのつながりというか、トラップの派生みたいな感じでウィッチハウスを聴いていたから面白く感じたのかな。 ZIE:僕はLil Peepめっちゃ好きで、今でもGothBoiClique周辺のエモラップみたいなのを追いかけてるんですけど、かんなさんはそういうのも好きですか? かんな子:トラップが流行ったときにそれなりに聴いていましたけど、あんまり詳しくはないんですよ。昔はヒップホップのイベントに呼ばれることがよくあったから、そのために聴いていたみたいな感じもあって。 ZIE:そうなんすね。僕は勝手に、かんなさんのボーカルスタイルとか歌詞にヒップホップ的なものを感じているんですけど。 ー 僕もかんな子さんのスタイルがどういうふうにできあがっていったのか、すごく興味あります。 かんな子:これといってが好きなジャンルがあるわけじゃないし、その時々で特定のジャンルを意識して曲を作っている感じでもないのかな? でも、ソロで出した7インチのA面に入ってる「Kanna
2023/08/08
〈Discipline〉は休止期間へ 東京ハードコアパンクス・KLONNSを中心に小岩Bushbashで開催されている名物パーティー〈Discipline〉。第43回目が8/26(土)に開催。 今回はゴスパンクユニットXIAN (セーラーかんな子 + 罪)の1st 7インチ・レコードと東京のテクノ・プロデューサー/DJのGolpe MortalのカセットEPのリリースパーティー。 ライブアクトには主宰のKLONNS、リリースライブのXIANに加え、オリエンタルなトラックと美麗な歌声で魅せるシンガーソングライターCristel Bere、国内ハーシュノイズの未来を担うWolf Creek、2023年突如として出現した新鋭グラインドコアNEGATIVE SUNがラインナップ。DJには、EPリリースを控えるGolpe Moralの他、ansui、YNZ VALENTINE、1797071、TIDEPOOL、Lil-D (from BELMADIGULA)が参加。 この日をもってパーティーとしての〈Discipline〉は暫くの間、休止期間に入るとのこと。 – Discipline #43 -XIAN & Golpe Mortal Release Party- 2023/08/26(sat) @KOIWA_BUSHBASH live: XIAN Cristel Bere NEGATIVE SUN Wolf Creek KLONNS dj: Golpe Mortal ansui YNZ VALENTINE 1797071 TIDEPOOL Lil-D flyer: Keigo Kuremtsu 17:00 start adv/door ¥2500 / ¥3000 (+1drink order) (U23 ¥1500 +1d) 予約フォーム: https://forms.gle/te3q2QtR15mNrgjq9
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