2022/09/02
DJ LOSER主宰レーベルMagdalena’s Apathyより
In Silenceは拠点ベルリンのデュオAltay BozkurtとThilo Marxによるミュージックプロジェクト。60〜70年代のプログレッシブロックからほどかれた劇場的表現に対する愛が彼らの友情とインスピレーションのベースになっている。
今回のアルバム『societa anonima』はDJ LOSERのレーベル〈Magdalena’s Apathy〉の20作目となる。Vermona DRM1、トロンボーン、ラップスティールギターが主人公となるこのEPは、Florian Kupferのテープマスターリングによる、音源をデジタル化のあとフィールドレコーディングにかけあわされ再びアナログの世界に落としたもの。またFlorian Kupferによるオープンニングトラックをミニマリスティックな表現にアレンジした作品も含められている。
アルバムの中でAltay Bozkurt による世界のローカルシーンに呼びかける力強いショートメッセージが声だけの音源として、皮肉って『Monoply』と名付けられている。大概な意味を訳してみた:シーンが盛んな都市にいくだけの経済力、エネルギー、時間は誰にでもあるが、もっと身近なところで自分や友達、コミュニティをよくすることを優先しなきゃ、いつまでも憧れは憧れに過ぎず、わたしたちは何も変わらない。変革を起こすための仲間はすでにここにいて、ツールも手段も手を伸ばせば届くはずだから、あとはわたしたち次第。
In Silence – societa anonima
Label : Magdalena’s Apathy
Release date : 1st September 2022
Bandcamp : https://magdalenasapathy.bandcamp.com/album/societa-anonima-m-a020
Tracklist
1. Salt
2. From Smoke Since
3. Societa Anonima
4. Monopoly
5. Societa Anonima (Florian Kupfer remix)
6. Employee Disk No. 225
7. Main Menu
category:NEWS
tags:In Silence
2024/02/16
歌に焦点を当てたジャングルアルバム ネオ・ジャングリスト・フォース。Nia Archivesがデビューアルバム『Silence Is Loud』のリリースを発表。タイトル曲を公開。 3rd EP『Sunrise Bang Ur Head Against Tha Wall』からの流れを汲む『Silence Is Loud』の世界は、Ethan P. Flynn(FKA twigsとの仕事で知られるソングライター兼プロデューサー)との共同作業により構築。「より歌に焦点を当て、ジャングルに面白いサウンドを乗せた」とNia Archivesは語っている。 Nia Archives – Silence Is Loud Label : HIJINXX / Island Records Release date : April 12 2024 Pre-order : https://niaarchives.lnk.to/SilenceIsLoud Tracklist 1. Silence Is Loud 2. Cards On The Table 3. Unfinished Business 4. Crowded Roomz 5. Forbidden Feelingz 6. Blind Devotion 7. Tell Me What It’s Like? 8. Nightmares 9.
2019/02/23
7年ぶりに帰ってきたスポークンワードラップ。 まさかのTriad God新作。2012年に伝説的レーベルHippos In Tanksからリリースされた名作『NXB』から7年の月日が経った。わずか一枚のアルバムのみを残し、その存在はミステリアスなままだったTriad Godが帰還。 MechatokのEP『All My Time』も記憶に新しいPresto!?から7年ぶりのセカンドアルバム『Triad / 黑 社 會』がリリースされた。シネマティックなサウンドにスポークンワードラップは健在。さらにラストの曲「Chinese New Year」はOrgan Tapesプロデュース。 また限定のレコードもこちらでオーダー可能。
2019/04/04
新興レーベルPrimordial Voidから。 emamouseのdiscogsを見たら”Experimental denpa song artist”と書かれていた。東京を拠点にするemamouseは、エッジの効いた世界の中でもさらに特殊な立ち位置にいる。これまでにリリースしたQuantum NativesやPsalmus Diuersaeと言ったレーベルを見ても明らか。 emamouseのニューアルバム『Eye Cavity』は新興レーベルPrimordial Voidからのリリースとなり、レーベルとしては第3弾となる作品。Primordial Voidは、ミュージックブログMMJのファウンダーMarcel Slettenが昨年立ち上げたニューレーベルで、emamouseも収録されたレーベル第1弾のコンピレーションアルバム『Primordial Chaos』にはConstellation Botsu、toiret statusことYolichika、Kazumichi Komatsuなどの多数の日本人アーティストが収録されていた。 『Eye Cavity』の購入はこちら。限定100本のカセットとデジタル。アートワークはemamouse自身が担当、ペイントはNewell Waltherが手がけている。
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内省的空気と身体性ハイブリッド
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