2022/03/28
口ドラムと混乱のポップ
バルセロナ在住のピアニスト/プロデューサーMarina Herlopが、3rdアルバム『Pripyat』を〈PAN〉よりリリースすることを発表。
彼女は、昨年のシングル「miu」で、南インドのカーナティック音楽に触発された声の複雑なトリックを使用し、口ドラムとも呼ばれるリズムカウント「コナッコル」を出産の儀式と異質なメロディーに重ね合わせた。
アルバムに費やされた感情的労力と創造的努力。それはメランコリックなピアノとエレガントなボーカルの組み合わせ、気品のあるプロダクションとカオティックなサウンド。エモーショナルでスペクタルなトーチソング、深い憧れと長引く悲しみを合わせもち、そしてパーカッシブなボーカルのカットアップによって屈折して生まれた混乱のポップソング。プロダクショントリックと感情の解放が滑らかに融合した。
Marina Herlop – PRIPYAT
Label : PAN
Release date : 20 May 2022
“shaolin mantis” Stream : https://pan.lnk.to/shaolinmantis
Tracklist
1. abans abans
2. shaolin mantis
3. lyssof
4. miu
5. ubuntu
6. Kaddisch
7. miu (Choir Version)
category:NEWS
tags:Marina Herlop
2021/09/10
PANから2022年にアルバムリリース バルセロナ在住のアーティストMarina Herlopが〈PAN〉に加わり、2022年にリリースされるアルバムから第一弾シングル「miu」をリリース。Anxo Casalが手掛けたMVが公開。 牛の出産、彼女の夢の世界、分岐した道の庭。Marina Herlopは、自分の作品を解釈しようとする試みに抵抗し、想像力を養いながらオープンな世界を作りたい考えている。今作では、インドの伝統音楽であるカーナティック音楽、そして口ドラムとも呼ばれるリズムカウント「コナッコル」を出産の儀式と異質なメロディーに重ね合わせた。加工された人間の声とエレクトロニクスを使って実験を行った楽曲はリスナーが自分の願望や夢を投影できるブラックボックスであるとのこと。 Marina Herlop – miu Label : PAN Release date : 10 September 2021 Buy / Stream : https://pan.lnk.to/miu
2023/09/29
内なる光を求め、肯定するための方法 Marina Herlopがニューアルバム『Nekkuja』のリリースを発表。リードシングル「Karada」をリリース。 前作となるアルバム『Pripyat』のリリースを待つ間、カタルーニャ出身の作曲家Marina Herlopは静寂を失っていた。彼女は、(当時は)不確かな音楽キャリアに不安を感じ、感情的に不安定になっていた。 「アパートのバルコニーに座って日光浴をする日もあった。目を閉じて、自分が庭師になって、土の中から紫色の雑草を引き抜き、嫌な思い出や吐き出したい感情を植物に見立てていた。」 音楽以外の部分に注いでいたエネルギーが、彼女の創造的牧草地に染み込み、毒を与えていた。種を蒔き、芸術に手をかけ、再び花を咲かせる。 『Nekkuja』は、Marina Herlopの最も温かく甘い感情が表層に浮き上がり、表土を突き破るための場所。彼女はこのアルバムについて、内なる光を求め、肯定するための方法だと語っており、間違いなく彼女のこれまでで最も明るくポップな声明である。『Pripyat』を育んだ先進的で実験的なタッチは健在だが、暗黒とメランコリーに魅了されたシーンでは稀なポジティブさに恵まれている。「Busa」では、華麗なアコースティック楽器のきらめくような断片が静謐な歓迎を与え、サウンドを抽象化とファンタジーへと向かわせる精密な電子処理によって中断される。Marina Herlopの歌声は、子供のような笑い声から、幾重にも重なったマットなマントラへと、音の絡み合いの中で成長し、情熱的で希望に満ちた、エネルギーに満ちた響きとなる。その活力は「Cosset」へと波及し、跳ね返るビートとドラマチックなピアノ・ロールにパワフルなモチーフを巻き込んでいく。「Karada」では、ハープのプラックと柳のようなヴォーカルにのせて、牧歌的フィールド・レコーディングが陽光のようにひび割れ、Marina Herlopの庭が劇的に広がる。彼女の歌声は、小川のせせらぎや小鳥のさえずりの中で、まるで手入れされた土地そのものに向かって歌っているかのよう。芸術家は孤高の天才であるとか、崇拝されるべき偶像であるといった見方とは対照的に、庭はそのプロセスを献身や忍耐に近いものとしてとらえるのに役立つとMarina Herlopは考えている。庭師は屋外の野生の混沌に秩序をもたらし、自然と協力して活気に満ちた永続的なものを作り上げる。親しみやすいサウンドと空想的なコンセプトを融合させながら、Marina Herlopは想像上の庭をなぞり、私たちにさまよい、不思議に思うよう促す。そしてアルバムの最終曲「Babel」では、剪定されたヴォーカル・フレーズと繊細に手入れされたオーケストラの茂みが、オレンジ、緑、青、赤で彩られている。 Marina Herlop – Nekkuja Label : PAN Release date : October 27th, 2023 https://pan.lnk.to/Karada Tracklist 1. Busa 2. Cosset 3. Karada 4. La Alhambra 5. Reina Mora 6. Interlude 7. Babel 8. Navi (Bonus Track – vinyl only)
2023/07/21
新曲「anon」のMV公開 変幻自在ポップ・フューチャリスト、ヴィジュアル・アーティスト、ファッショニスタ、ジョーカー、インターネット哲学者。Dorian Electraが3rdアルバム『Fanfare』のリリースを発表。 アルバムアートワークはCharlotte Rutherfordが担当。合わせてClarence Clarityと共同プロデュースの新曲「anon」をリリース。プロダクションには現在活動停止中のKLAXONSのJamie Reynoldsや、AJ Simonsが参加。MVはクリエイティブ・パートナーWeston Allenが手掛けた。 Dorian Electra – Fanfare Release date : October 6 2023 Pre-save : https://dorianelectra.komi.io/ Tracklist 1. Symphony 2. Idolize 3. Freak Mode 4. Sodom & Gomorrah 5. Puppet 6. Manmade Horrors 7. Yes Man 8. anon 9. Phonies 10. Touch Grass 11. Lifetime 12. Warning Signs 13. Wanna Be a Star
20年代ネオの高みへ more
18年の歴史を紐解く more
内省的空気と身体性ハイブリッド
more