SNSガイドラインの限界に挑む|Boyfriend.dickがデビューシングルをリリース

何度アカウント削除されても立ち上がる

 

 

ミシガン州出身でニューヨークを拠点とするアーティスト/DJ/ミーム管理者。Boyfriend.dickがデビューシングル「Community Guidelines」をNYの〈Sweat Equity〉よりリリースしている。

 

Boyfriend.dickは、数々のパフォーマンス、ギャラリーショー、デジタルプロジェクトを行ってきたが、「Community Guidelines」では、特にクィアカルチャーやアイデンティティに対するソーシャルメディアポリシーの限界に挑戦している。社会学の学位を取得後、Boyfriend.dickははフルタイムで活動するためにニューヨークに移住。Goon Soul名義で2016年から多数のプロジェクトを発表している。パフォーマンス・アーティストとしても活躍し、最近では、Barragán Spring ’21、NHIL Men’s Fall ’20、Willie Norris Fall ’19などのファッションショーでウォーキングを披露。

 

Boyfriend.dickプロジェクトのデビューシングルにおいて、その絶え間ない創作意欲は、アーティストの個性を失うことなく、新しい領域を見出した。過去2年間で彼は個人のFinstaを60k+のフォロワーを持つ公共のミームプラットフォームに成長させた。世界中のクィアたちがミーム、ニュース、アドバイス、ヘンタイ、ヌードなどを共有するDiscordページに適応させ、コミュニティ・プラットフォームとして広がっていく。そして、コロナによる孤独と不安の中で、その重要性をますます認識するようになった。しかし、そのパワーと成長はInstagramのコミュニティ・ガイドライン・ボットの標的となり、昨年削除され、多くのフォロワーたちは行き場を失った。

 

この「Community Guidelines」は、それに応えるかのように直接的で、焼け付くようなリズムの上で「検閲された」性的表現を連発する。下品さと正しさを等しく備えた2分間のワークアウト。

 

 

Boyfriend.dick – Community Guidelines

Label : Sweat Equity

Release date : 4 March 2022

Bandcamp : https://sweatequitynyc.bandcamp.com/track/community-guidelines

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