2021/08/11
テレパシーと信頼
Photo by Josh Hourigan
メルボルンのデュオHTRKが、前作『Venus In Leo』から約2年ぶりとなる新作アルバム『Rhinestones』のリリースを発表。
不気味でゴシックなカントリーミュージックにインスパイアされたという今作は、これまでのミニマルでダビーなエレクトロニックミュージックから、囁くような嘆きとアコースティック・ダウンテンポなスタイルへと変化し、喪失感と欲望の静かな炎を手繰り寄せる。メンバーのNigel Yangは今作について「特に友情を築くこと、そしてテレパシーと信頼の新しい感情の可能性。」と語っている。
HTRKは今作を携えて新レーベル〈N & J Blueberries〉を立ち上げた。今年の初めにオーストラリアのダンデノン山脈で録音されたアルバムは、ゆらゆらと酩酊するような霧の中で生み出されたハートブレイク・ノワールな作品に仕上がっている。
HTRK – Rhinestones
Label : N & J Blueberries
Release date : 17 September 2021
Buy : https://htrk.bandcamp.com/album/rhinestones
Tracklist
1. Kiss Kiss and Rhinestones
2. Valentina
3. Sunlight Feels like Bee Stings
4. Siren Song
5. Fast Friend
6. Real Headfuck
7. Reverse Déjà vu
8. Straight to Hell
9. Gilbert and George
category:NEWS
tags:HTRK
2019/07/11
8月30日リリース オーストラリアはメルボルンから生まれたJonnine StandishとNigel YangによるデュオHTRKが、2014年の『Psychic 9-5 Club』以来となる5年ぶり4枚目のアルバム『Venus in Leo』を発表。 2010年に起こったメンバーSean Stewartの死を乗り越えて、2011年『Work (Work, Work)』、2014年『Psychic 9-5 Club』などのアルバムをリリース。Tropic Of Cancerとのスプリット『Part Time Punks Radio Sessions』、〈Sleeperhold Publications〉からリリースされたEP『Body Lotion』など、ミニマルでダビー、メランコリックで気怠いそのスタイルは継続している。先行シングル「You Know How to Make Me Happy」のビデオが公開。 HTRK – “Venus in Leo” Label : Ghostly International Release date : 30 August 2019 Buy / Stream : https://ghostly.lnk.to/HTRK-Venus-in-Leo Tracklist 1. Into The Drama 2. Mentions 3. Venus In Leo 4. You Know How To Make Me
2022/04/26
USツアーを発表 本作は、2021年に発表されたHTRKのウエスタン・ノワール・アルバム『Rhinestones』の裏側を垣間見ることができる。ハイウェイ・ジュークボックスのスタンダード曲のように、メロディーはほぼすべてのキーとテンポで悲痛な叫びを放っていく。リハーサルルームの壁越しに聴こえてくるリバーブのかかった楽曲。このパーカッシブなパルスは、荒野でそっと揺らめくような、孤独のムードをよりいっそう引き立てている。 Nigel YangのギターとJonnine Standishのボーカルは不思議な化学反応を起こし、同じ曲がりくねった道を歩いたり、または降りたりしながら、影のある月に同調している。Nigel Yangはプロセスを、様々な方向に引っ張られ、実験し、模索することだと表現する。 「私たちは何を取ることができ、それを私たちのものにすることができるのか?」 ストリングスとサイレンスの奇妙な憧れ、骨格のある鮮明なセッション。「Renaissance」や「Death Is A Dream」などの未発表曲はミニマルな蜃気楼を紡ぎ出している。また「Devil Do」と「Fast Friend (Demo)」はワルツとダージの間をゆっくりと移動し、呆然としながらも楽しげに、Jonnine Standishの声は妖艶なエコーでなぞられていく。この『Death Is A Dream』は、時間や場所にとらわれないスタイルと同じように波長でもある。それは記憶と不在、語られることのない隠された鼓動の音楽。 HTRK – Death Is a Dream Label : N & J Blueberries Art by m.c.pichl Release date : 29 April 2022 Pre-order : https://htrk.bandcamp.com/album/death-is-a-dream Tracklist 1. Renaissance 2. Gilbert and George (Dec 30 Rehearsal) 3. Valentina (Cali Highway Version) 4. Kiss Kiss and Rhinestones (Eurodance Version) 5. No Big Thing 6. Devil
2021/08/12
始まりと終わりに対する反乱のサウンドトラック ロンドンのマルチディシプリナリーアーティストKleinが、新作アルバム『Harmattan』をクラシック音楽の名門レーベル〈Pentatone〉よりリリースすることを発表。 西アフリカの季節に由来するタイトルを持つ今作は「子供の頃から現在までの個人的な旅」と表現されている。ジャズにインスパイアされたピアノの即興演奏から始まり、少しづつアンビエントの領域を広げ、クラシック音楽の概念を拡張させるような展開を見せる。また、ウェールズ出身のシンガーCharlotte Churchや、ロンドンを拠点とするグライムMCのJawninoが、収録曲「skyfall」で参加。 今作のリードトラックとして「hope dealers」のヴィジュアル作品が公開。この曲は「グライムへのR&Bトリビュートソング」と紹介されており、具体的にはイギリスのグライムシーンに特化したテレビ番組「Channel AKA」や児童文学作家のMalorie Blackmanへのトリビュートであると説明されている。Klein自身はこの曲について「自分の居場所がないと感じていた子供達」とコメントしている。 詩人で評論家、理論家であるFred Motenは、このKleinのアルバムを次のように紹介している。 「”Harmattan” は、始まりと終わりに対する壮大な反乱のサウンドトラックであり、閉じ込められたドリルは、コミュニケーションから解放され、豊かで束縛のない共有へと再放出されます。アルバムは停止したり開始したりしながら、いくつかの非開始を経て拡張していきます。複数の楽器を操るKleinは、ニューヨーク、上海、シドニー、南アフリカ、東京、ロンドンで演奏してきましたが、拠点であるロンドンは訪問先が移動する交差点のようであり、すべての道はそこにつながり、そこで曲がることができる。それは私たちへのオマージュです。ブラス、オルガン、ハーモニカ、破れたブロケードや砂など、西アフリカの季節のように、我々が都市を行進するときにどのようにそれが聴こえるかで、地球は正方形に変わります。」 Klein – Harmattan Label : Pentatone Release date : 1 November 2021 Buy : https://klein1997.bandcamp.com/album/harmattan Tracklist 1. for solo / piano 2. roc 3. trapping in C major 4. unknown opps 5. the haunting of grace 6. ray 7. made for ibadan 8. skyfall feat. Charlotte Church & Jawnino 9. not a gangster but still from endz 10. hope dealers 11. champion
会場限定販売グッズ公開
more
4/8 WWW+WWWβ / 4/9 CIRCUS Osaka
3/11 渋谷WWW X オールナイトロングセット敢行
more