2021/08/05
破壊の歌、微かな希望とレクイエム
ベルリンを拠点にするToni Quirogaによるソロ・プロジェクトDonna Haringweyがデビューアルバム『Thanks for telling me who I really am』のリリースを発表。
支配的で独善的な態度、デジタル時代の権力の悪用に噛み付くブルータル・ブレイク・パンク・アルバム。EBM、ブラックメタル、ハードコア、インダストリアル、エレクトロニックをシームレスに捉えながら、冷徹なパワーにより社会から弾かれそうになる瞬間の嘆きを怒り変える破壊の歌。微かな希望とレクイエム。アルバムから「Cybersadism」のMVが公開。
Donna Haringwey – Thanks for telling me who I really am
Release date : 10 September 2021
Buy : https://donnaharingwey.bandcamp.com/album/thanks-for-telling-me-who-i-really-am
Tracklist
1. Forgiveness
2. Future
3. Cybersadism
4. Assertiveness
5. Falling
6. Dinner
7. Thanks for telling me who I really am
8. Creatinine hair treatment
9. Creatinine toothpaste
10. OCD
All tracks written, produced and performed by Donna Haringwey
Feedbacks on ‘Forgiveness’ by Gianmaria dell’Aera
Mixed and mastered by Gianmaria dell’Aera at Dadub Studio
Album artwork by Diane Edwards
Photography by Alison Lewis
category:NEWS
tags:Donna Haringwey
2022/08/05
カンパラ在住の音響催眠術師 セレクター、プロデューサー、ビジュアルアーティスト、パフォーマー、オーガナイザーとして、Authentically Plasticは、ウガンダの首都カンパラのアンダーグラウンドダンスミュージックシーンにおいて、急速に重要な存在となった。 NsasiとTurkanaと共に主催するクィアコレクティブ〈Anti-Mess〉は、自由と表現のための不可欠なスペースとなり、サウンドとコミュニティの両方で多様性の哲学を体現し、性的指向、背景が異なる多様な人々を集め、一緒に体を動かし汗をかく。 「”RAW SPACE” はカオスとチャンス、官能と激しさに根ざしたアルバムで、自由であると同時にタイトにコントロールされたサウンドを奏でる。ジャンルを破壊するDJとしての地位を確立し、2019年9月のNyege Nyegeフェスでの豪快なパフォーマンスを経て、ウガンダの政治家から「ナイルの悪魔」とまで呼ばれるカンパラ在住の音響催眠術師Authentically Plasticは、デビューアルバムにディガーのリテラシー、活動家の意思、そして遊び心をもたらした。 Authentically Plasticは、クリエイティブなツールとしての偶然性に惹かれている。全知全能の天才という考えを押し殺し、代わりに芸術性を促進剤としてアプローチし、並列するミスマッチなリズムの事象を解きほぐす。その音楽的プロセスは、混沌のムードから始まり、肉付けされた構造をポリリズムの突然変異に成形しようとする。東アフリカの革新的な音楽風景から影響を受け、シュールリアリズムの探求心でそれを補強していく。 オープニングトラック「Aesthetic Terrorism」では、荒削りなインダストリアルリズムが、不協和音のシンセブラストとアシッドなアルペジオに対して機械的にぶつかり合う。作品にはテーマの一貫性があるが、無数の影響は灰になり、逆の印象とゴーストリズムを残す。Authentically Plasticは、『RAW SPACE』を描くにあたって、音の平面性に魅了された。西洋の芸術には被写界深度へのこだわりがあり、それが音楽にも伝わり、強度を奪っていることに気づいた。このアルバムは、深さを捨て、音を肉欲的に擦り合わせ、新鮮で予期せぬものを生み出す実験。 Authentically Plastic – Raw Space Label : Hakuna Kulala Digital – September 16th, 2022 / Vinyl – October 7th, 2022 Pre-order : https://hakunakulala.bandcamp.com/album/raw-space Tracklist A1 / 1. Aesthetic Terrorism A2 / 2. Anti-Fun A3 / 3. Paranoid Intuition A4 / 4. Spine Jolt B5 / 5. Buul a’Nyich B6 / 6. Sakata B7 / 7. Instigator Barbie B8
2022/03/31
犬の鳴き声シンセ コスメブランド〈CultCandy Cosmetics〉の共同創設者であり、メイクアップアーティストのJazmin Beanが、2022年最初のシングル「Puppy Pound」をリリース。MVはShan PhearonとJazmin Beanが共同で手掛けている。Jazmin Beanが人生における負の影響に噛み付く。犬の鳴き声シンセ、閉塞感の中で擬人化された子犬の怒り。 「”Puppy Pound” は、あなたが最高の気分でいるとき、あなたが自分自身に近づいていると思うとき、ある人がやってきて、あなたのすることすべてを打ちのめすことについてです。」- Jazmin Bean Jazmin Bean – Puppy Pound Release date : 25 March 2022 Stream : https://jazminbean.lnk.to/PuppyPoundID
2021/04/28
身体に訴るダンスミュージック 音楽家の服部峻と、Dos Monosのメンバー没 a.k.a NGSによるプロジェクトHK ETERNALが始動した。前回、uamiと没 a.k.a NGSのコラボEP『踊る火炎』をリリースした〈WIKI DRAFT〉より5月7日にセルフタイトルのデビューアルバムがリリースされる。 2人は新宿中央公園でランニングをする友人同士で、普段の各々の活動とは異なる、身体に訴るダンスミュージックを世に送り出すためHK ETERNALを結成したとのこと。今作は、その試みの始まりを記録したものであり、全編2人によるセッションの一発録りを基本に制作されている。ミックス/マスタリングは服部峻が担当。先行で収録曲「Magic Stone」のMVが公開。 HK ETERNAL – HK ETERNAL Label : WIKI DRAFT Release date : 7 May 2021 Bandcamp : https://wikidraft.bandcamp.com/album/hk-eternal Tracklist 1. Enter the Eternal 2. Magic Stone 3. Bone Is Found 4. IDK 5. Ubel 6. Three Years 7. JuRaa HK ETERNAL: Synthesizer – HATTORI Takashi TR-8S / Sampler – Botsu aka NGS Mixing/Mastering – HATTORI Takashi Art Work/Design – Botsu
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