2021/03/24
先行第一弾「OVER」配信
Age Factoryが、2021年秋にフルアルバムをリリースすることを発表。先行第一弾シングル「OVER」の配信がスタートした。
これまでと日常が変わってしまった世界でも、絶望を追い抜き希望を追いかけるAge Factory。憂鬱も退屈も全てを抱え未来へ駆け抜けるこのアルバムへの序章となる。さらに、今後も先行配信が続く予定。新たに公開されたアーティスト写真は、新進気鋭の写真家・山下直輝が撮影を担当。ジャケット写真とバンドロゴは、アルバムのプロデュースも務めるRY0N4がディレクションを担当。スタイリングは、同世代のファッションブランドDAIRIKUを起用している。
また、今夜21時にAge FactoryのYouTubeチャンネルで公開されるMVは、映像監督の小島央大が手がけるなど、同世代の強力なクルーとAge Factoryの世界観を提示している。
Age Factory Official YouTube:https://www.youtube.com/user/AgeFactory
Age Factory – OVER
DAIZAWA RECORDS / UK.PROJECT INC.
Release date : 24 March 2021
Stream : https://agefactory.lnk.to/OVER
category:NEWS
tags:Age Factory
2021/03/24
小島央大がディレクションを担当 Age Factoryが今秋リリース予定のフルアルバムから先行シングル「OVER」を本日リリースし、MVも公開。 今作も「CLOSE EYE」からタッグを組む小島央大がディレクションを担当し、風を感じるグラフィティカルな映像がエモーショナルに展開されている。一見、CGの用に見えるシーンも全て実写、海辺で駆け抜けるように撮影されたとのこと。アルバムからは今作「OVER」に続き、今後もシングルの配信が予定されている。 Age Factory – OVER DAIZAWA RECORDS / UK.PROJECT INC. Release date : 24 March 2021 Stream : https://agefactory.lnk.to/OVER
2020/03/09
ミックスカルチャーから生まれた天国 今からさかのぼること約1300年前、かつて日本の都は奈良にあった。そして2020年現在、日本の都は東京であり、様々なカルチャーシーンの発祥地としても長い間君臨し続けている。テクノロジーの発達により、誰もがコンテンツを消費したり発信したりと、各々が指先ひとつで自分の都を築ける時代になった昨今。だが、いつの時代も東京の名を冠した作品が生まれるように、いまだに都という地が形骸化することはない。 その一方、かつての都を取り戻す勢いで新たなシーンを築き上げているのが奈良発のコレクティブ、〈HEAVEN〉だ。RY0N4、清水エイスケ(Age Factory)、Lil Soft Tennisなど関西のアーティストを中心に結成された〈HEAVEN〉は、楽曲のプロデュースからパーティーのオーガナイズ、グラフィックデザインなどを手掛けるアーティスト集団。2020/5/5(火・祝)、CCO クリエイティブセンター大阪(名村造船所跡地)にて開催されるAge Factoryプレゼンツのイベント『NOVA CITY』の運営にも〈HEAVEN〉として携わっている。奈良 × ロックバンドという独自のカラーを生かしながら幅広く活動する彼らが描く展望について、RY0N4、Age Factoryの清水エイスケ、西口直人の3人が対談した。 Text by yukinoise Photo by Kazma Kobayashi (Bearwear) – HEAVENのはじまりと、名前の由来を教えてください。 RY0N4:1年前くらいに俺がHELL’S CLUBっていうヒップホップやテクノのDJ、古着とかカルチャーを集めてみんなが楽しめるようなパーティーをやってたのがきっかけ。地元で仲がいいエイスケくん(清水エイスケ)も一緒にやろうやって声かけたとき、名前を変えようやってなって。HELLより怖そうな単語を探したらHEAVENになった。 清水エイスケ(以下:清水):HEAVENのほうが逆に怖くね?みたいな。 RY0N4:エイスケくんがそれ言ったとき、HEAVENって書いてあるTシャツ着ているやつが前から歩いてくる想像したらかっけーって2人で盛り上がったし。しかもさ、スペルのかたちもめっちゃかっこいいし、俺らが求めてるものは結局HEAVEN=天国やしなって決まった。 西口直人(以下:西口):俺も最初名前聞いたとき最高やなーって思った。USのパーティー『HEAV3N』も好きやったし。 https://youtu.be/9nTDkKCFuVE RY0N4:ただ、名前を決めたときエイスケくんが盛り上がって煙草の灰で壁にHEAVENって書いたのは普通に引いたな~。 清水:字面が見たかったけどその場にペンがなかったから、とりあえず煙草の灰で書いてみた(笑) – 本人不在ですが、メンバーのLil Soft Tennisとはどういう経緯で出会ったんですか? RY0N4:去年SUPER SHANGHAI BANDとBearwearの2バンドとツアーしたときにTwitterで見つけた。SoundCloudにアップされてたLil Yachtyのバンドカバーを聴いて声をかけたんだけど、実際に話してみたら案の定ド変態で。その後「やばいやついる!」ってみんなのところ連れてって、そこからプロデュースし始めた。 https://soundcloud.com/lilsofttennis/1night 清水:曲を最初に聴いたときはそんなに反応せんかったとけど、2度目に持ってきた「season」て曲聴いたときはめっちゃかっこいいなって思った。EP『Feelin Love』を出したいってRY0N4から言われたときもすごい反応できたし。 RY0N4:俺らはバンドマンやけどヒップホップも好き、そこをすべてクリアしてきたアーティストがLil Soft Tennis。 清水:実際ギター弾いて曲作りしたときも俺らと同じスピード感を感じたし、すごい共感したってか新しい存在だと思った。HEAVENとしての方向が決まったのもLil Soft Tennisのおかげかも。 RY0N4:HEAVEN始めてから見つけたけど、ぶっちゃけあいつおらんかったら何も始まってなかったかもしれへんな(笑) – HEAVENの核はLil Soft Tennisなんですね、そのほかにメンバーはいるんですか? RY0N4:一応、今は俺とエイスケくんとLil Soft Tennisやけど、ナオティー(西口直人)も今後『nerdwitchkomugichan』名義でDJやトラック制作の活動をHEAVENでやっていく予定。 西口:元々DJには興味あったし、ナードコアやアニソンリミックスが好きだったけど、ロックバンド周りではあんまりおらんかったやろうかなって。去年の10月に幡ヶ谷ForestlimitでDJやったときも、ちょうど同じイベントに出てたRY0N4から「HEAVENとしてやってこうや」って声かけてくれた。そのあともHEAVENのパーティーでにDJとして出演してる。 – HEAVENの活動は普段のアーティスト活動とは別ですか? 西口:HEAVENのパーティーにもAge Factoryとして出演しているし、そんな区別はしてないと思う。 RY0N4:普段やってることをより高めていく、やりたいことをできるようにするための集団がHEAVENって感じ。Age Factoryのニューアルバム『Everynight』のジャケットデザインも俺がやってるしな。 清水:今回のジャケットデザインがまさにそうで、意思疎通が図れたりセンスが信じられたりするような相手が近くにいると、自分の出したいものが一番ピュアに出せる。そんな最高の環境がHEAVEN。 – 多くのコレクティブが存在する中で、HEAVENとしての特徴や強みはありますか? 清水:フロムロックバンドってところかな。俺らにはロックから生まれたものを信じている部分があるから、そこが他のコレクティブの違いというか特徴かも。 RY0N4:俺らのやってることに特殊性がなくとも、自分たちなりのアイデンティティは持ってるな。Tyler, The Creator率いるOdd Future(OFWGKTA)から影響を受けてクルー組もうやってなったのもあるし、去年Mall Boyzに初めて会って彼らの動きを見たときも近いものを感じて、そこから俺らのやるべきことを見つけたりもしたけど。 西口:Age Factoryはロックバンドとしてフェスに出たり、RY0N4はヒップホップのイベントに出たりしてるから、他に比べてカルチャーをミックスしてるなと思う。 RY0N4:ハードコアパンクのシーンにおけるみんなで暴れたり楽しんだりするって姿勢も好きだし、そういう色んなエネルギーを集めてやっていきたいのが俺らやな。 清水:ロックバンドのお客さんをキッズって呼ぶように、HEAVENでは俺ら演者もキッズでありたい。キッズは光ってるからなー(笑) RY0N4:結局のところ、俺らは流れ星やんな。 – 流れ星はどういう意味ですか? RY0N4:Age Factoryの「High Way Beach」って曲を俺がプロデュースしたんだけど、エイスケくんも俺もいい歌詞書いてんなあって思ったとき「あー俺ら流れ星になっていくんやな」って感じて。 清水:ずっと探していたものがこいつも一緒やったんか、みたいな気持ち。 RY0N4:花火みたいな見られるために作られた輝きじゃなくて、きらめきを一瞬見つけたうえで光って去っていく、それが流れ星。俺らは本気でかっこいいロックスターを目指してるってのもあるし。 – 流れ星はHEAVENのスラングのようなワードですね。他によく使うスラングはありますか? RY0N4:最近だと「手繰り寄せ」かなー。音楽やファッションとかのスタイルとかでその時代に必要な答えを示せるやつが人に楽しみを与えられるアーティストだと思ってて。それに近づくための要素を沢山のカルチャーに触れながら「これや!」ってひらめくことを手繰り寄せって言ってる。 清水:あと、たまに何していいかわからんやつのこと「ムーミン」て呼んでるな。 RY0N4:何していいかわからんやつにもムーミンタイプとスナフキンタイプがおるねん。スナフキンはただ遠くを見てるだけのやつ。 清水:ムーミンはただそこにいるだけのやつややな。 – どっちも同じような意味合いに聞こえますが、その違いはなんですか? RY0N4:スナフキンは何していいかわからんけど、遠くを見て感じてる部分もあるな。 清水:たまに笛吹いたりするしな(笑)うちの益子くん(Age Factoryのドラム)はスナフキンタイプ。 RY0N4:その他だと「チェケ」ってめっちゃ使ってるな。やぁ!みたいな、「おつかれー、チェケ!」って挨拶にも使える。これから浸透していくと思うから、まずチェケの意味をチェケってほしい。 – 独特なスラングというか、ワードチョイスが絶妙ですね。みなさんの出身地・奈良も独特なシーンだと思うのですが、その影響はありますか? 清水:運命かわからんけど、奈良にはバイブスを感じさせてくれるバンドが近くにおった地やな。奈良だとLOSTAGE、京都のピアノガールに憧れていろいろ考えながら活動を進めてきたし。ヒストリーは詰まってる。 西口:奈良はたまたま生まれ育った土地でしかないけど、今の俺らみたいに全国でクルーやコレクティブが生まれているのは素晴らしい。アーティストとリスナーの垣根が薄れていってて、いい流れを感じる。 – たしかに。アーティストにスポットが置かれがちですけど、リスナーがいないとシーンは成り立たないですもんね。 RY0N4:でも垣根が薄れていくってのは良くも悪くもある。今はアーティストの私生活がSNSとかでよく見えるようになったから、「ああこいつも普通の人なんやな」ってリスナーに思われてしまうこともある。俺らは特別になりたいというか、ヒーローみたいになりたいから、そのへんはちょっと気を付けてる。HEAVENは全員がヒーローでMARVELみたいなもんやからな。 清水:俺らのやることなすことが全部かっこいいみたいな話になってほしい。 RY0N4:バンドマンもラッパーもせやけど、人としての需要がなかったらアーティストとしてあらへんわけやん。だから人々に求められるかっこいいヒーローってのが俺らの理想像。 西口:アベンジャーズ的なイメージが近いね、各自のカラーがあるところとか。 RY0N4:たとえば俺の好きなThe 1975では、クルーやコレクティブじゃなくても周囲にたくさんの人数が色々考えて動いてるわけやん。あいつらはアメリカやけど、俺らは日本という狭い土地で戦っていかないといけないわけで。しかも俺らはインディーだからそこまで人も動かせない、ってなると信頼できる人を集めていいもん作っていくしかない。だからセンスを信じられるやつを集めて高めていく集団でありたいねんな。 西口:Travis Scottの楽曲制作にTame Impalaのケヴィン・パーカーが参加しているのとか見ると、バンドとヒップホップが交わって一緒にやっていくってのは最高のスタイルだと思う。 RY0N4:Tame
2021/02/17
ロックダウンから2021年にかけての生活 Z世代のJ-POPデュオ、Yung Kissが〈2021survive〉から1stアルバム『Z-POP』をリリース。 アルバムカバーの撮影、編集はmaco maretsや2021surviveのMVを手がけるフォトグラファー/ディレクターDaikichi Kawazumiが担当。これまでリリースしたシングル「JUICE」「Plastic Lover」「メリーゴーランド」を含む11曲入りの今作から、収録曲「if the world would end in a minute」のMVも公開。監督を務めたのはAge FactoryやVava、Lil Soft TennisのMVや映画「JOINT」を手がけているOudai Kojima。楽曲のプロデュースはS亜TOHが担当。
リアル、バーチャル、ARが重なり合う more
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