泥酔中年パンクデュオSleaford Modsが、現代社会への怒りを爆発させた新作『Spare Ribs』を発表

1月15日リリース

 

 

イングランド中部の工業都市ノッティンガム出身のJason Williamson(ジェイソン・ウィリアムソン)とAndrew Fearn(アンドリュー・フェーン)によるデュオ、Sleaford Modsがニューアルバム『Spare Ribs』を2021年1月15日にリリースすることを発表。

 

同作より、英新鋭パンク・アーティストのビリー・ノーメイツをゲストに迎えた新曲「Mork n Mindy」のMVを公開。同MVは、英映画監督ベン・ウィートリーが監督を務め、ノッティンガムのジェイソンが生まれ育った家のレプリカで撮影された。ジェイソンの言葉を借りると“1982年の公営住宅のヒーターの音と食べ終わりかけた日曜の夕食の匂い…その場所では、美しさは自分の想像力の殻の小さな亀裂の中だけに存在している”そんな不穏な労働者階級の当時の生活が表現された映像作品に仕上がっている。

 

 

社会に対する不満や怒りをDIYなラップトップ・パンク・サウンドとメッセージ性の強い歌詞と共に労働者階級の代弁者として、英国でカルト的人気を誇るスリーフォード・モッズによる6作目『Spare Ribs』は、ロックダウン最中に3週間かけて地元ノッティンガムのウェアハウスで録音され、メルボルンのパンクバンドで同じく〈Rough Trade〉に所属するアミル・アンド・ザ・スニッファーズのエイミー・テイラーらも参加している。今作では、新型コロナウイルス危機においての英国政府の無頓着な対応に象徴される政府の権利意識に対する2人組の憤慨が爆発しており、彼らの比類なきドライなユーモアのセンスを使って政府を痛烈に批判し、抵抗している。

 

「俺たちの命は、ほとんどの政府にとって消耗品であり金融制度システムの下では二の次に過ぎないものだ。俺たちは家畜のようなものであり、利益を得るための棚の上の部品であり、何らかの危機ーそれが捏造されたものであれ、捏造されていないものであれーが起こり、生産性を脅かすことになれば、すぐにでも破棄される。これは不変なことで、特に現在のパンデミックではそれが明らかにそして顕著になった。…人間の体が、全ての肋骨(Ribs)なしでもまだ生き延びることができるのと同じように、俺たちは皆、資本主義が維持されるための“代わりの肋骨(Spare Ribs)”であり、無知と遠隔的な支配のせいで、パーツ交換が可能な存在なんだ」

– Jason Williamson

 

アルバムのタイトルについてジェイソンは「コロナウイルスの第一波で死んだ人の数を考えてみた」と言う。「エリートにとって人の命は消耗品なんだ…俺たちは常に“Spare Ribs(代わりの肋骨)”という状態にある」と語っている。 スリーフォード・モッズの最新アルバム『Spare Ribs』は、2021年1月15日 (金)世界同時リリース。日本流通盤CDには解説書が封入される。アナログ盤は、通常のブラック・ヴァイナルに加え、数量限定クリア・グリーン・ヴァイナルが同時発売。本日より各店にて随時予約がスタートする。

 

 

Sleaford Mods – “Spare Ribs”

Label: BEAT RECORDS / ROUGH TRADE

Release date: 2021/01/15

Listen to ‘Mork n Mindy : https://sleafordmods.ffm.to/morknmindy

Pre-Order Spare Ribs : https://www.sleafordmods.com

Pre-Save Spare Ribs : https://sleafordmods.ffm.to/spareribs

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