2020/09/03
10月30日リリース
チリをルーツに持ちイギリスを拠点にするDJ/プロデューサーKamixloがデビューアルバム『Cicatriz』をベルリンの〈PAN〉から発表。
日本のプロレスのヒール集団「Bullet Club」から名付けられたレーベル/コレクティブ〈Bala Club〉の共同設立者としても広く知られるKamixloは、2015年にPAN傘下の〈Codes〉からプロデューサーとしてデビュー、デンボウもレゲトンもエモもパンクも吸収したポストクラブミュージックで世界を圧倒し、2016年には来日公演を果たした。スペイン語で「傷跡」を意味する今作は非常にパーソナルな作品となっており、カオティックな空間の中に感情はジェットコースターのように浮き沈みを繰り返す。Limp BizkitのメンバーDJ Lethalにちなんで名付けられた「DKD Lethal」や、危険なプロレスの技から名付けられた「The Burning Hammer Bop」に加え、スウェーデンのプロデューサーWoesumや、Kamixloの長年のコラボレーターFelix Leeも参加している。先行で「Sick」がリリース。
Kamixlo – “Cicatriz”
Label : PAN /
Release date : October 30th, 2020
Order : https://pan.lnk.to/Cicatriz
Tracklist
1. The Coldest Hello (Live From The Russian Spiral)
2. Sick
3. The Burning Hammer Bop
4. DKD Lethal
5. Cicatriz
6. Cicatriz X
7. Poison
8. Demonic Y (feat. Felix Lee)
9. Destruction
10. Untitled
11. Azucar (feat. Woesum)
category:NEWS
tags:Kamixlo
2024/06/28
Isabella Lovestory, Puzzle, Bladee, Mechatok参加 焦げたシンセとリズム、跡形もないサンプルの合金、カミソリのようなスタブ、挑発的なヴォーカルを盛り込んだ『Deathwork』は、ブリクストンを拠点に活動するKamixloの新たなステートメント。デビューアルバム『Cicatriz』以来4年ぶりとなる本作は絶え間ない実験の繰り返しの果てに表出した何か。前作が喪失感に苛まれた時期のカタルシスを表現していたとすれば、『Deathwork』は感情の重荷を軽くし、クラブミュージックの最もエキセントリックでジャンルにとらわれない辺境を横断することによって、より強固なものにする。 2010年代初頭にBala Clubという象徴的なパーティーとレーベルを立ち上げ、その時代の貪欲な時代精神を的確に捉えた一連のEPを発表してきた。ニューメタルやエモの古典へのリファレンスを、神経質なデンボーやベース脱構築、SoundCloudのラップを解離させたサウンドに混ぜ合わせたKamixloは、アンダーグラウンドやメインストリームとらわれない、新しいタイプの包括的なアーティストを特徴付けた。『Deathwork』はこの遺産を基に、視野を広げ、リスナーがどのように音楽と関わっていても、ダンスフロアに足を踏み入れるよう促している。今回Kamixloは、ネオぺレオイノベーターIsabella Lovestory、アヴァンポップアウトサイダーPuzzle、Drain GangのBladeeのパフォーマンスを取り入れ、錯乱するようなベース・ヘヴィなアトモスフィアとキネティック・ビートをヴォーカルとシームレスにさせた。ベルリンのMechatokも参加し、アルバムのシロップのようなエンディング・トラック「Insect」でプロデュースアシストをしている。 「Ketamine Fields」の恍惚としたオープニングからKamixloが新鮮な気持ちでいることは明らか。挑発的なメタリックプラックとスローモーションのデンボーパルスに乗せて官能的な韻を踏みながら、Isabella Lovestoryが「Pitch Black」で汗だくの身体に向かって駆け出す。 「Combe」では、カーニバルのようなパーカッションと鼓膜を破裂させるような甲高い鳴き声が、叩きつけるようなガバキックに重なり、ピーク時のエネルギーが伝わってくる。Puzzleは「Chaos」で自由な連想をして、マシン音と錯乱した笑いの霧に軽快なカウンターを提供し、アルバムを地上に引き戻す。 「One More Night At The Line」ではハウスの青写真をヘリウムボイスとスラムの神経症的なおしゃべりに彫り込んでいく。Kamixloの最も探求的な筋肉を発揮し、ミュートされた、ブラックメタルの声と童謡のチャイムが不規則に絡み合う中に、Bladeeの不機嫌そうな声を入れる。『Deathwork』は、期待を裏切り続け、勢いを失うことなく自らの論理に疑問を投げかける作品に仕上がっている。 Kamixlo – Deathwork Label : PAN Release date : July 26 2024 https://pan.lnk.to/DEATHWORK Tracklist 1. Ketamine Fields 2. Pitch Black (feat. Isabella Lovestory) 3. Combe 4. Chaos (feat. Puzzle) 5. One more night at the line 6. Godless 7. EGO FRAGILE / SPIRIT WEAK 8. Death Forever (feat. Bladee) 9. Insect (feat.
2019/11/18
「Como Si Fuera Tu Ultimo」 ロンドンのレーベル / コレクティブ〈Bala Club〉の共同設立者Kamixloと、ロンドンのプロデューサーAna Caprixが共作でファッションデザイナーNazifa Begumの新しいウェブサイトのサウンドトラックを制作。KamixloのSoundcloudでも楽曲が公開されている。 「Como Si Fuera Tu Ultimo」というタイトルの本作と、Alessandro Bellieroが制作したアニメーションが起用されたウェブサイトはAndrew Gruneが構築。また、Nazifa Begumのオンラインショップが来年オープン予定とのこと。 https://nazifabegum.com/
2019/10/15
10月25日開催 「Weed Rave」を主催するMichelle Lhooqは、LAをベースにする音楽ライター/ジャーナリスト。2014年から2017年までVICEのエレクトロニックミュージックサイトTHUMPの編集を担当し、現在はLos Angeles Times、GQ Magazine、The FADER、Pitchforkなどの編集に関わっている。The Village Voiceからは「Best Music Editor」と称され、2016年にはBrooklyn Magazineからブルックリンで最も影響力のある人物の一人にも選ばれている。 今回「Weed Rave」がLAで「Halloweed」を開催。DJ Assault、〈Bala Club〉のKamixlo、新作『6AM』をリリースしたばかりのKelman Duran、DJ Speedsickの〈Snake Eyes & Sevens〉から作品をリリースしている要注目のノイズレイヴJulien Andreasなどが出演。他にもウィードとエナジードリンクのカクテルが飲めるウィードバーなど様々なスペースが用意されている。 チケットの購入と詳細はこちら。
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レーベル第一弾作品は後日発表
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受け手の自由に寄り添う作品
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