杭州の〈FunctionLab〉からT5UMUT5UMUの新作EP『Incantation』が発表

3月5日リリース

 

 

ガバ、トランス、テクノ、インダストリアル、トラップ、様々な方向性でエッジの効いた音楽が鳴り続け、混沌と熱の渦を生み出す中国のクラブミュージックシーンにおいて杭州拠点のレーベル〈FunctionLab〉は、〈SVBKVLT〉や〈Genome 6.66Mbp〉など共にクラブサウンドの未来を共有し、発信している。その〈FunctionLab〉のコアメンバーGG Lobsterから新たなリリースの連絡。

 

NYを拠点にする日本人プロデューサーT5UMUT5UMUの新作EP『Incantation』がそれである。これまでにも癖のあるエレクトロニックミュージックをハイペースにアウトプットし続けてきたT5UMUT5UMUの新作『Incantation』から「Rainmaking 請雨」を公開。

 

 

社会的な不安が宗教を求め、グローバル化がその不安を加速させる。理性だけで対応出来ることが減れば減るほど、宗教は意思決定の指針として機能するようになる。

 

王朝時代以前の日本では、雨乞いは国家による儀礼として行われていた。仏教伝来以前より、施政者である天皇には国家鎮護の声を神に届ける能力があると信じられ、祈雨もまた古来より天皇自らが神祇に祈ることによって行われた。

 

日本では百度参り、百度垢離、山頂などでの雨乞踊やのほか,水流に死馬の骨,汚物などを投げて水神を怒らせたり,雨降石などの岩石に祈る。中国では竜神に雨を乞い、スーダンや南アフリカの雨乞い師のように大きな権威をもつ例も見られる。

 

雨乞いとは、干ばつが続いた際に雨を降らせるため行う呪術的・宗教的な儀礼のことである。世界の多くの文化圏に「雨は神からの贈り物であり、それが途絶えるのは神の罰である」という観念があった。方法は異なるが、世界中の雨乞いの儀式は、神の注意を引き付け、喜ばせ、雨を乞う。また、水の多い場所や湿度の高い場所は、霊界に繋がりやすいと昔から言われている。このように、古代から水は人と異界を結ぶインターフェースの役割を果たしてきた。

 

 

T5UMUT5UMU – “Incantation”

Label : FunctionLab

Release Date : 5 March 2020

 

Track List:

1. Incantation 呪術

2. Lightning Injury 電紋

3. Thunder Squall 雷飑

4. Rainmaking 請雨

5. Drought 旱魃

6. Kodama 木霊

 

bandcamp : https://t5umut5umu-fl.bandcamp.com/album/incantation

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