2019/11/20
12月1日発売
批評誌『エクリヲ』が、12月1日(日)にデザイナー・加納大輔がアートディレクションを手がけたリニューアル号 新刊『エクリヲ vol.11』を刊行。今回の特集は「ミュージック×ヴィデオ」と「インディーゲームと動詞」。11月24日(日)、文学フリマ東京にて先行販売、全国書店・映画館・美術館や通販「BOOTH」にて順次販売となる。
「聴覚と視覚の実験制作 ミュージック×ヴィデオ」特集では、 宇多田ヒカルやSuchmos、けやき坂46らのMV制作でも知られる映像作家/VJの山田健人(yayel)インタビューほか、 ミュージックヴィデオ史 1920–2010s、MV技法集を収録。アーティストや楽曲のプロモーションの一環で制作されるMVは、その黎明期(以前)から音と映像の実験制作を繰り返し、独自の表現の発展を遂げてきた。幅広いアーティストのMVを制作する山田健人氏(yayhel)のインタビューをはじめ、MVの歴史の流れが一望できる年表、MVの技法を解説したコラム。そしてアニメテッドMVを論じた海外論文の本邦初となる抄訳を含む論考をはじめ、5つの本格的なMV論を掲載。音楽と映像の両面からMVを捉えた視ヴィジュアルミュージック聴覚芸術をめぐる思考の扉を開く特集。
「インディーゲームと動詞」特集では、5名の気鋭のゲームクリエイターへのインタビューほか、インディーゲーム60作を紹介する付録を掲載。インディーゲームにおける「動詞=できること」の豊かさに注目し、作品を分析、「ゲームで何かをする」とはどのようなことなのかを特集。インディゲーム制作者のインタビュー(『ALTER EGO』大野真樹、『Baba Is You』Arvi Teikari、『KIDS』Mario von Rickenbach & Michael Frei、『The Stanley Parable』『The Beginner’s Guide』Davey Wreden、『The Tearoom』Robert Yang)や、60作品を動詞で分類し紹介する「インディーゲーム 動詞リスト」、松永伸司(ゲーム研究・美学)と横山タスク(エクリヲ編集部)による論考を掲載。ゲームについて前進的な思考を求める全ての人に、必読の特集。
特集の他にも、全世界2000万部突破の劉慈欣『三体』を扱う本邦初の本格評論、楊駿驍による「〈三体〉から見る現代中国の想像力」、現代アート作品や、「写真」の定義を問い直す「ゲーム内写真」の美学を問う谷口暁彦による「ヴァーチャルなカメラと、それが写すもの」も収録。
category:NEWS
tags:エクリヲ
2020/05/16
5月27日発売 批評誌『エクリヲ』の最新刊が5月27日(水)より全国書店や通販「BOOTH」にて順次販売開始。特集は「ポストクリティーク――いま批評には何ができるのか」&「“異物(オーパーツ)”としての3DCG」。 ラトゥール、セジウィック、フェルスキ―― 批評の「その先」を示すポストクリティークへの招待 「ポストクリティーク」はこれまでの批評にあった世界の見方や思想の限界をとらえ直し、これからの道を模索する議論だ。わたしたちが慣れ親しんできたクリティーク=批評には、表面に書かれている/写っているものを疑い、その内奥や深層に隠された欲望や無意識を暴き出すような手つきを備えたものが決して少なくない。しかし、果たしていま「批評」は機能しているだろうか? ポストトゥルース時代において「批評」は一般に認められている事実や常識を疑ってみせ、「もう一つの真実」という名の陰謀論を補強することに使われている。本特集では、ポストクリティークを牽引するリタ・フェルスキやイヴ・セジウィック、ブリュノ・ラトゥールの本邦初訳となる論考を掲載、大橋完太郎、勝田悠紀両氏の論考とあわせ、日本へポストクリティークを本格的に紹介する。 最前線に立つ4人の証言と年表、作品集、論考による3DCGの荒野へのロードマップ わずか半世紀の間に飛躍的な進展を遂げた3DCG。それは単に現実を高い精度で再生産するだけではなく、私たちが見る景色を異質なものに変える「異\sl86\slmult0 オーパーツ物」としての側面と共に進化してきた。本特集の狙いは、従来注目に値しないとされていたこの「異\sl86\slmult0 オーパーツ物」的側面から3DCG技術の可能性を掘り下げることにある。本特集では、デジタルアートの祭典、アルス・エレクトロニカでコンペティション部門長を務める小川絵美子氏、および実験的な表現を実践するクリエイター、山形一生氏、谷口暁彦氏、ニキータ・ディアクル氏へのインタビュー、共時的/通時的に3DCG表現を捉える4つのテーマのコラムと年表、アニメーション研究者・田中大裕氏によるVTuber論と批評家・横山タスク氏による日本3DCGアニメーション論を掲載した。 link : http://ecrito.fever.jp/
2021/03/26
4月5日発売 批評誌『エクリヲ』が、2021年4月5日(月)に 最新刊『エクリヲ vol.13』「鬱の時代へ――失調と回復の哲学」および「ポストクリティークⅡ」特集号を刊行。 ◆特集Ⅰ 鬱の時代へ――失調と回復の哲学 抗不安薬、メンタルヘルス、燃え尽き症候群 2020年代、その混沌と向き合う思想 世界で2.6億人を超える患者数が推計され、現代に蔓延する「うつ病」。さらに昨年来の世界規模の感染症流行は停滞と孤立を人々にもたらし、自殺率や抗不安薬使用が増加しつつあります。一方、文化に目を向ければジェネレーションZのアーティストたちが向精神薬やメンタルヘルスについて繰り返し歌い、レトロなリメイク作品が亡霊のように回帰し、SNSのタイムラインは煽動とフェイクで埋め尽くされていく――。 精神医療の現在からポピュラーカルチャー(映画、HIPHOP、ゲーム、漫画)を貫通する憂鬱まで、私たちの社会や文化が抱える疲弊や不安の現れを通して「21世紀の時代精神」を問います。 ◆特集Ⅱ ポストクリティークⅡ――来たるべき批評のために 批判理論の「次」を模索するポストクリティーク実践篇 前号に掲載した特集ではブリュノ・ラトゥール、イヴ・セジウィックらの訳出論考などから、世界で巻き起こりつつあるポストクリティークの理論動向を紹介しました。続く本特集では実践的な論考を掲載、ポストクリティークの可能性を模索します。SNSの普及に伴い、煽動と対立が繰り返される現代の政治あるいはポピュリズムに対して「情動のデモクラシー」を掲げる宮﨑裕助、ポストトゥルース以降に失われた「フィクション」の可能性を村上春樹の作品群を通じて問う勝田悠紀の論考の他、現代日本の批評とポストクリティークの交差点を巡る大澤聡×杉田俊介の対談を収録。 特集の他にも、全世界2000万部突破の劉慈欣『三体』を扱う楊駿驍による「〈三体〉から見る現代中国の想像力」連載も収録。 ◆発売情報 エクリヲ vol.13 2021年4月5日 発売 定価2,200円+税 http://ecrito.fever.jp/
2019/05/31
Nyege Nyege Tapesより RAでも特集が組まれるなど、大きな注目集めているレーベル〈Nyege Nyege Tapes〉。ウガンダを拠点にフェス「Nyege Nyege Festival」も運営し、アフリカンダンスミュージックを牽引している同レーベルからMohamed Hamza AllyことSissoのデビューアルバム『Mateso』が発表。 タンザニア最大の都市であり、かつての首都ダル・エス・サラームのアンダーグラウンド・シーンで生まれたSingeliのパイオニアは〈Nyege Nyege Tapes〉曰く、〈Sisso Records〉のコミュニティであるとのこと。Bwax、Bampa Pana、Yung Keyz Morentoといったプロデューサー、MCのDogo Niga、Makavelliなどが所属している〈Sisso Records〉からSissoによる超高速最新型アフリカンダンスミュージックモードが今回の『Mateso』である。 Sisso – Mateso Label : Nyege Nyege Tapes Release date : 6 June 2021 Buy : https://nyegenyegetapes.bandcamp.com/album/mateso Tracklist 1. Biti No-5 2. Biti No-7 3. Biti No-15 4. Hatari 5. Biti No-1 6. Mateso 7. Sisso Sisso 8. New Bit 9. Aran 10. Chaka 11. 6 12. Chafu 13. Pita Kapita 14. Nyege Nyege 15. chakiki 16. Tekenye Mastered by
会場限定販売グッズ公開
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4/8 WWW+WWWβ / 4/9 CIRCUS Osaka
3/11 渋谷WWW X オールナイトロングセット敢行
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