2018/06/15
先行シングル含む9曲入り。
去年から小出しにシングルを出してきたSophieのデビューアルバムがついにリリースされた。PC Musicのメンバーとして動きつつ、マドンナや安室奈美恵などにも楽曲提供するなど、メインストリームからも注目されている彼女。今回のアルバム「Oil of Every Pearl’s Un-Insides」は頭にシングルが3曲並ぶというあまり見たことがない構成や、全9曲という物足りなく感じるボリュームながら、聴いてみるとコンポーザーとしての技量を存分に見せつけてくれる内容となっており、他ジャンルの音楽家にとっても参考にする部分は多いのではないだろうか。アルバム最後の曲の、ラスト数分がとても感動的だ。
category:NEWS
tags:SOPHIE
2019/07/18
限定100セット。 グラミー賞の「Best Dance/Electronic Album」部門にノミネートされるなど幅広い層に支持された、SOPHIEのデビューアルバム『Oil of Every Pearl’s Un-Insides』。昨年のベストアルバムの一つに挙げる人は多いだろう。 そんな『Oil of Every Pearl’s Un-Insides』のノンストップリミックスアルバムのリリースされた。オリジナル盤と2枚のリミックスアルバム、合計3枚組となる本作のケース代わりになるのがオリジナルのクラッチバッグとなる。SOPHIEの友人であるMAWIとCiaran Mooreによるデザインのクラッチバッグは黒と赤が選べるようだ。クラッチバッグの撮影はFURMAAN AHMEDが担当。 購入はこちら。限定100セット。285ドル。
2018/12/10
第61回グラミー賞のノミネートが発表。Sophieのデビューアルバムが選出される。 今回で61回目を迎えるグラミー賞。映画におけるアカデミー賞、舞台におけるトニー賞と同等に並べられるアメリカ最大の音楽賞である。 PC Musicのメンバーとして活動してきたSophieが今年6月に満を持してリリースしたデビューアルバム『Oil of Every Pearl’s Un-Insides』、このアルバムがなんと”Best Dance/Electronic Album”部門にノミネートされた。他の部門や全体を見る限りやはりメインストリーム中心の選出だけに、他のアーティストに比べアンダーグラウンドに近い存在であるSophieのノミネートは驚きである。近年はメインストリームの仕事をこなしてきたSophie、このままさらに大きな存在になるのだろうか。今年、ベスト級に素晴らしいアルバムだけに受賞にも期待しよう。 61回グラミー賞の全ノミネートはこちら。
2021/01/30
1/30、早朝のアテネで亡くなったことが明らかに スコットランド出身の音楽プロデューサーでアーティストのSophie XeonことSOPHIEが、土曜日の早朝にアテネで亡くなったことが明らかになった。レーベルの〈Transgressive〉によると満月を見るために高いところに登っていたときに誤って足を滑らしたそうで、それは突然の事故だったとのこと。享年34歳だった。 SOPHIEはスコットランドのグラスゴーで生まれ育った。父親の影響で幼い頃からエレクトロニック・ミュージックを車の中で聴いていたそうで、誕生日にキーボードをプレゼントされるのをきっかけに音楽制作を開始。10歳ぐらいになると両親に「エレクトロニック・ミュージックのプロデューサーになるから学校を辞めたい」と言っていたという。バンド活動から音楽キャリアをスタートしたSOPHIEは、2011年にオランダの短編映画のスコアを手掛け、その後、A. G. Cook、Danny L Harleらと出会うことをきっかけに〈PC Music〉のメンバーと活動を共に行うようになっていく。 2013年、SOPHIEとしてデビューシングルをリリースして以降は、自身の楽曲以外にもMadonna、Charli XCX、安室奈美恵、GAIKA、Palmistry、Banoffee、Shygirlなどの楽曲をプロデュースし、他にもArca、Kim Petras、Jimmy Edgarともコラボレーション曲を発表してきた。2016年には初来日公演も行い、同年のフジロックにも出演。そして2018年、彼女が残した唯一のフルアルバムでありデビューアルバム『Oil of Every Pearl’s Un-insides』は、グラミー賞の「Best Dance/Electronic Album」部門にノミネートされるなど、大きな話題を呼んだ。 SOPHIEは、常に新しいサウンドを創造し続けてきたパイオニアであり、その独創的なプロダクションは多くのフォロワーを生み出し、過去10年間で最も影響力のあるアーティストの一人であった。また、ポップ・ミュージックとエレクトロニック・ミュージックの領域と可能性を押し広げながら、トランスウーマンとしてもマイノリティの人々に勇気を与え続けてきた。ご冥福をお祈り致します。
大事なことはアメカジから学んだ
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前進を続ける20年代型トランスと幸福論
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ベッドルームの外へ
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